

300年の歴史を誇るワイン造り
300年の歴史を誇る名家、Myburgh家が1756年からワインを造り始め、現在は8代目。ワールドクラスワインの生産者として名声は確立しており、イギリスやフランスをはじめヨーロッパ各国、アメリカ、カナダにいたるまで、多くの愛飲家に楽しまれています。1960年代、先代オーナーである Nico Myburghは、ボルドーのCh.ラフィットロートシルトで修業。その間彼は、その土壌が故郷の実家ミヤルストと酷似していることに気付きます。
ミヤルストに戻った Nico は、自らの信念と経験からボルドーブレンドのワインを造り始めました。当時、南アフリカにおいてカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とするボルドーブレンドで成功を収めたワインは無く、偉大なワインができる保証はありませんでした。しかしNico は情熱を糧として試行錯誤を繰り返し、ついにヴィンテージ1980をリリース。すると、たちまちそのワインは品質の良さが話題となり、ミヤルストの名声を一層高めることとなりました。
ニューワールドとオールドワールドの間をとるバランスの良さ
彼らに自分たちのワインはどんなスタイルかと問うと、「CLASSIC」の一語でした。その理由を当主 Nico は次のように語ります。「南アフリカの生産者の多くはヨーロピアンスタイルのエレガントなワインをオマージュしている。私もその一人だ。特に我々ミヤルストのワインはニューワールドとは一線を画しているだろう」。以前、ジャンシス・ロビンソンが南アフリカについて語った「ニューワールドとオールドワールドの間をとるバランスの良さ」とは、このミヤルストを指したのかもしれません。
品質を守るため、毎年30~40%のグリーンハーベストを行います。また、作柄の悪い年はリリース自体をやめてしまうほど品質を追求しているワインです。事実、97年以降リリースしたのは11ヴィンテージにとどまります。2013年からは全房発酵を実践し、一層奥行きのある味わいとなりました。
ワインインフォメーション
生産者 | ミヤルスト |
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原産国/地域 | 南アフリカ/ステレンボッシュ |
主要品種 | ピノ・ノワール100% |
タイプ | 赤/ミディアムボディ |
アルコール度数 | 13.0% |
容量 | 750ml |
ヴィンテージ | 2013 |