

艶っぽく滑らかな綺麗系シラー
色合いは深いルビーレッド。華やかで上品なフレーバーが特徴的です。
シラー特有の野性味やタンニン感はそこまでなく、クリーミーとさえ感じるほど滑らかでマイルド。プラムやブラックベリーのような果実の凝縮感があり、アルコール度数も14~15℃と高めではあるものの、タンニンが緻密で上品なのでそこまでボリュームを感じさせることがなく、艶っぽく流れるような綺麗系のシラーです。
某評価誌や某評論家が絶賛するワインを試してみて、おや、自分の口には合わないな、と感じたことがある方もいるかもしれません。ワインには、中には飲み尽くしたからこそ見える美味しさ、良さというものも存在すると思っていますが、このワインはワインスターターの方でも、飲みなれた方でもハッとさせる存在感とクオリティがあります。
いい意味で「わかりやすい美味しさがあるワイン」で、自分が飲むのはもちろん、他の人にプレゼントするにも最適なワインです。
マスター・オブ・ワインが造るこだわりのブティックワイナリー
ワイン業界最高峰の資格マスター・オブ・ワイン(MW)を所持するリチャード・カーショウ氏が設立した、冷涼産地エルギンに位置するワイナリーです
2012年初リリースの新しいワイナリーですが、ファースト・ヴィンテージからいきなり業界を代表するワイン誌、デキャンターにて「ブルゴーニュ以外の世界のシャルドネTOP10」に選ばれるなど、大きな注目を集めました。
リチャード・カーショウ氏のエルギンへの土地のこだわりはひとしおで、南アフリカでは珍しく緻密な地質検査を行い、それに基づき畑を細分化。さらにブドウもブルゴーニュ大学で研究を重ねた様々なクローン種を採用し、小区画ごとに合ったものを栽培するという徹底したワイン造りを行っています。
研究を重ねて栽培されたブドウは、全て手摘みで収穫され、15分以内にセラーに運びこまれます。その後重力だけを利用してゆっくりとプレスし、ピュアでフレッシュなブドウジュースが生まれます。
リチャード・カーショウのワインは、まさに研究と苦労を重ねてこそなせるワインなのです。
このワインに合うレシピ
ボボティー
材料(2人分)
合挽肉 | 250g |
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玉ねぎ | 1/2個 |
バター | 大さじ1/2 |
レーズン | 15g |
ナツメグ | 少々 |
ローレル | 2枚 |
アーモンドスライス(あれば) | 少々 |
【A】
カレー粉 | 小さじ2 |
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しょうが | 1/2かけ |
にんにく | 1/2かけ |
塩 | 小さじ1/2 |
胡椒 | 適量 |
【B】
パン粉 | 大さじ5 |
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牛乳 | 大さじ3 |
【C】
牛乳 | 大さじ1 |
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卵 | 1個 |
作り方
1.玉ねぎをみじん切りにする。しょうがとにんにくはすりおろす。フライパンに玉ねぎとバターを入れて中火で熱し、玉ねぎがしんなりするまで炒めたら【A】を入れ、焦げないように注意しながらよく混ぜながら炒めて取り出し、粗熱をとっておく。
2.ボウルに【B】を入れ、よく混ぜてパン粉をふやかす。1、合挽肉、レーズン、ナツメグを入れて粘りが出るまでよく混ぜる。
3.耐熱皿に2を入れて平らにならし、その上からよく混ぜ合わせた【C】を流し入れる。あればアーモンドスライスやローレルを散らし、200度に予熱したオーブンで30分焼いて完成。
その他おすすめマリアージュ
重厚感とスケール感のあるワインなので、合わせる料理はしっかり脂身のあるステーキや肉料理のメインディッシュにおすすめです。
ローストビーフや、煮込み料理にも◎
華やかさがあるので、クミンや胡椒などのスパイスが効いたお料理と合わせると、ワインもお料理もより引き立ちます。
また、ワイン単体でも楽しめるワインなので、ワインをメインにドライフルーツやチーズなどと楽しんでも良いでしょう。
ワインインフォメーション
生産者 | リチャード・カーショウ・ワインズ |
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原産国/地域 | 南アフリカ/エルギン |
主要品種 | シラー100% |
タイプ | 赤/フルボディ |
アルコール度数 | 14% |
容量 | 750ml |
ヴィンテージ | 2016 |
受賞/評価 | (2015)「プラッターズ 2018」 95点 5ツ星 |
ラッカコーディネータープロフィール

よこたん(料理家/ワインエキスパート/ブロガー)
東京都出身。 大手IT企業を辞め、単身フランス留学しヨーロッパの食とワインを学ぶ。 レシピ開発、 フードスタイリング、コラム提供、メディア出演など美食ハンターとしてマルチに活動中。