どうも、イセキです。
毎年、盆と正月は数日ほど、実家の北九州に帰ります。
下関にいる祖母の家もあわせて訪ねます。
祖母の家は随分むかしに一時期ですが、遠洋漁業に携わる人の下宿をしていた時があったそうです。
その関係で、50年付き合いのある、今はリタイアされている漁船のエンジン整備士さんが今でも訪ねて来てくれます。
半世紀前の、遠洋漁業という僕の知らない仕事について、話を聞くのはとても興味深く面白いです。
遠洋漁業は一度海に出ると、半年くらいは日本に帰らないそうで、太平洋、大西洋、インド洋色々なところに行ったそうです。
なんと、ケープタウンにも何度も寄港したことがあるというからびっくり!
しかも、当時アフリカで漁をするときは、インドまで飛行機で行って、そこから船だったという。
漁業なのに、フライトなんだという衝撃(関係者からすると当たり前なのかな?)。
「石油が取れる海ではエビが取れる」という妙な都市伝説をアフリカビジネスの先輩から聞いたことがあったので、当時の様子を聞いてみました。
すると、確かに産油国ナイジェリアやアンゴラの沖合ではエビがよく取れていたそうです。先輩疑っていてごめんなさい笑
話は船内での生活へ。どんなものを食べていたのか、お酒は飲めるのか、音楽は聞いていたのか、ニュースは見れたのか、食堂は、部屋は、エンジンルームはどんな様子だったか。
自分からはもの語るタイプの人ではないが、聞くと色々話してくます。
人に歴史あり。
興味を持って人と向き合えば、その分だけ、新しいストーリーに出会えるんじゃないかな、逆に言えば、見落としてきたストーリーもたくさんあるんじゃないかなって思ったりした里帰りでした。