9月22日に、ラッカアフリカメンバーで初の社内試飲会(ミートアップ)を開催しました!
まず、ミートアップってなに?ということから少しご紹介したいと思います。
ラッカアフリカでは、ワインを事前に飲み、厳選したものをご提供しています。通常は、試飲会とかワインテイスティングと言ったりしますが、メンバー同士で打合せする中で、”試飲会”というと、少し肩肘張った感じがするなあという話になりました。
南アフリカではワインとバーベキューが当たり前
というのも、南アフリカの現地の方々は、ブライ(Braai = 南アフリカのバーベキュー)と一緒に飲んだり、カジュアに楽しむことも多く、もっとフィットする言葉があるのではと思ったからです。
そして、あーでもないこーでもないと話し合っているときに、あるメンバーが「新しいワインと出会う、新しい人と出会うからミートアップはどうか」と言いました。これをきっかけに、ミートアップという言葉が生まれました。
言葉に想いをのせる
少し話は脇道へ。ラッカアフリカでは、ノートを書いたり、料理を作ったりするメンバーをラッカコーディネーターと呼ぶことにしています。あくまでワインや料理を通じて、その場にいる人に”ラッカ”をきちんと届けることを目的にしたいという想いを言葉に込めています。よく「名は体を表す」と言いますが、事業に関わる色々なことに新たな名前を与え、再定義していきたいと思っています。今後の展望としては、”ラッカ”を自ら表現して、日本にラッカを広げていけるメンバーを”ラッカアンバサダー”として増やしていきたいと考えていますので、乞うご期待ください。
当日飲んだワインたち!
さて、今回のミートアップでは、合計7本のワインを飲みました。内訳は、スパークリング1本、白3本、赤3本です。
- グラハム・ベック/ブリュット/スパークリング
- テスタロンガ/ベビー・バンディート/キープ・オン・パンチング/シュナンブラン/白
- ラール/グルナッシュ・ブラン/白
- アタラクシア/シャルドネ/白
- ラール/サンソー/赤
- アタラクシア/ピノ・ノワール/赤
- クラインザルゼ/ヴィンヤードセレクション/カベルネ・ソーヴィニヨン/赤
ワインを飲む順番は?
テイスティングは「軽いものから重いもの」というのが一般的です。やはり、重いものから飲んでしまうと、軽めの味はかき消されてしまいますよね。同じワインなら、「若いワインからヴィンテージの古いワイン」。これも、熟成が進むと、味は濃くなることが多いためです。それから、甘口タイプと辛口タイプのワインがある場合には、シャープな味わいの辛口から糖度の高い甘口ワインという順に飲むようにすると、それぞれの特徴を捉えるのに良いようです。余談ですが、お鮨も白身から赤身、そして穴子などのツメ(醤油、みりん、出汁などを煮詰めたタレ)、巻物へと食べ進めていくと良いと言われますが、これも「あっさり→濃いめ→甘い」に従っています。
そのため、今回のミートアップでは、大きなカテゴリーとしては、スパークリング→白→赤という順(甘口ワインがあれば一番最後)。白ワインでは、シュナンブラン→グルナッシュブラン→シャルドネ。赤ワインは、ピノ・ノワール→サンソー→カベルネ・ソーヴィニヨンの順に飲み進めました。
テイスティングの流れは?
続いて、テイスティングの大きな流れは1)外観を眺める、2)香りを調べる、3)味わいをみるという3ステップあります。
1)外観を眺める
まず、外観をみるために、下に白い布や簡易的には紙を敷きます。机の色が暗い色だとなかなかワイン本来の色が分からなくなることがあるからです。
2)香りを調べる
次に、香りをみるときには、一度嗅いで、2、3回まわして(グラスを回すこと=スワリング)、また、香りを嗅ぐという流れになります。神社が「二礼二拍手一礼」なら、「一嗅二廻一嗅」でしょうか笑。嗅ぐ秒数や回す回数は人それぞれ良い加減があると思いますので、そこまで気にする必要はないと思います。
3)味わいをみる
最後に、味わい。テイスティングのときには、口に含む量は少なくとも一番自分自身が味を感じやすい一定量にしておくと、味も良く分かりますし、相対的な評価がブレにくいと言われています。第一印象(=アタック)をみて、それから、甘み、酸味、ボディ、余韻(=アフター)の順に感じ取って行く流れになります。赤ワインの場合は、酸味の後に、タンニン(≒渋み)が来ます。また、ボディというのがくせ者で、ワインのコク、重み、渋味、力強さ、アルコール感….など人によって色々な言い回しで、表現されます。比較的、甘みがあり、渋みが控え目でエレガントさがあるため女性が飲みやすいとされるピノ・ノワールはミディアムボディと言われたりします。
南アフリカワインはワインへの入り口?
南アフリカワインは、セパージュワイン(ラベルにブドウの品種名が明記されたワイン)であることが多く、自分自身が好きなぶどう品種を一つ覚えておくと、とても役に立ちます。ワインの代表的産地であるフランスワインの多くはラベルに地方名や村名、畑名のみが記載されていることが多く、知識がないと、なかなか味を想像しにくいです。ただ、レストランのメニューでは、ぶどう品種を補助的に書いてくれていることがありますので、好きなぶどう品種とお値段をみて注文すれば大きく失敗することは減るのではないでしょうか。
まずは、南アフリカのセパージュワインを入り口にして、ぶどう品種を覚え、ラッカなワインのある暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ミートアップ当日のワイン
今回のワインの香り、味や相性の良い料理については、それぞれ個別にノートでご紹介していきますので、併せて読んでみていただければと思います。
- グラハム・ベック/ブリュット/スパークリング
- テスタロンガ/ベビー・バンディート/キープ・オン・パンチング/シュナンブラン/白
- ラール/グルナッシュ・ブラン/白
- アタラクシア/シャルドネ/白
- ラール/サンソー/赤
- アタラクシア/ピノ・ノワール/赤
- クラインザルゼ/ヴィンヤードセレクション/カベルネ・ソーヴィニヨン/赤