【AFRIKA ROSE】美しいアフリカのバラが日本のカルチャーを変える!?

AFRIKA ROSE(アフリカローズ)とは

AFRIKA ROSEとは、萩生田 愛(Megumi Hagiuda)さんが2012年に立ち上げた「アフリカの花屋」さんです。主にケニアのバラを取り扱っています。

きっかけは2011年にNGO団体のボランティアとしてアフリカ・ケニアに渡ったときのこと。 「援助に慣れきっている現地の姿」を目の当たりにし、援助ではなくビジネスとして対等な立場で関わりたいと思うようになったといいます。

同時に、アフリカの自然や人々や文化の豊かさと生命力溢れるバラに魅了され、創業当時、日本ではほとんど流通していなかったケニアのバラの販売に取り組み始めました。

今回のインタビューでは、取締役兼フラワーデザイナーの田中 秀行さんにお話を伺いました。

取締役/フラワーデザイナー・田中 秀行さん

大学卒業後、約10年間金融業界に従事していましたが、在職中に、渡仏。フランス政府公認フラワーアレンジメントスクールで基礎を学び、フレンチスタイルを取り入れた独自のデザインを築いています。

ジョエルロブション、パークハイアット上海、ヒルトンTOKYO、レクサス、その他にもパーティーやウェディング装花などを幅広く手がけています。 

ネット販売から広尾、六本木ヒルズの店舗へ

AFRIKA ROSEは2012年にケニアからバラを輸入開始。

当時は代表の萩生田さんとその母がバンに乗り、成田空港までバラを受け取りに行きました。

2000本以上のバラを実家の和室にブルーシートを敷いて、1本1本水揚げしたのは気が遠くなるような大変な作業だったといいます。

その後、2日間の野外イベントに出店しましたが、半分以上が売れ残ってしまいました。

この時の経験から、せっかく一生懸命輸入したバラを破棄したくないという強い思いから、ある程度の需要をあらかじめ見込めるインターネット販売の道を模索し始めました。 

2013年には、クラウドファンディングを活用して、ケニアのバラ農家の子ども達にお菓子を届けたり、2014年には「アフリカのバラ・全国キャラバン」と題してケニアのバラの美しさを全国に広めるツアーを行ったりしてきました。

こうした活動の中で、確実にコアなファンが増え、メディアにも取り上げられるように。

一方で、当時固定の売り場は持っておらず、他の花屋さんの一角を借りるなどして販売活動行っていました。そんな中、「どこでケニアのバラを買うことができるのですか?」という問い合わせが増えてきたため、店舗を構える決断をしました。

そして、2015 年に東京・広尾に直営店「AFRKA ROSE」を出店。

さらに、2019年4月には、より多くの人にバラを届け笑顔にしたいという想いから、六本木ヒルズ店をオープンしました。

リブランディグで、純粋なバラの美しさを全面に

ケニアの首都ナイロビから車で3時間。ナイバシャ湖の近くにバラ農園があります。

現地の人びとの手で丁寧につくられたバラが日本の市場で適正な価格で取引されれば、現地の雇用創出に繋がり、日本のお客さんも喜んでもらえる。

「アフリカの花屋さん」という名前で創業した当初の対外的なメッセージは、社会貢献やフェアトレードのイメージが強いものでした。

しかし、アフリカ好きの人たち、頑張っている代表を応援しようというコアなファンの支えだけでは事業の持続性にも限界がありました。それは巡り巡ってアフリカの為にもならないのではないか。

そうした中で、2015年10年にブランド名を「AFRIKA ROSE」に変え、リブランディングを行いました。

寒暖差の激しいケニアの高地が育んだ「強く、大きく、色鮮やかで繊細。アフリカの大地が育む生命力」を持つバラ。

純粋な美しさ、独自性を軸にメッセージや店舗のイメージ、冊子などをすべて刷新しました。

このリブランディングによって、バラの美しさをきっかけにアフリカを知り、作り手を知り、フェアトレードへの取り組みも知り、共感、納得して商品を購入してもらえるというサイクルが生まれました。

ローズアンバサダーという新たな挑戦

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田中さんが学んだフランスでは、記念日でなくとも花を贈り、気持ちを表現するのが当たり前だったそうです。

一方、日本ではバラ=愛やキザというイメージがつきまとい、男性が花を購入したり、贈ったりすることが恥ずかしいと思っている人もまだまだ多いようです。

そこで、田中さんは男性がもっとカジュアルに花を贈れるよう「ローズアンバサダー」というコミュニティを立ち上げました。

2016年に10名ほどでスタートした活動も2019年には600名が参加し、延べ4000本のバラを贈るまでに活動の輪が広がっています。

メンバーの男性は多種多様な業界で構成され、年代も3歳から80代までと幅広く、世代を超えた交流があるのも活動の魅力の1つだといいます。

例えば、この活動から生まれたユニークなイベントの1つに「ローズウォーク」というのがあります。

一人でバラを渡すのは恥ずかしかもしれないけれど、みんなで渡すともっとカジュアルに楽しめるのではということで、街ゆく人にメンバーからバラを渡すという大胆な試み。

既存のイメージを打ち破るため、定例会で集まったメンバーは柔軟な発想で日々企画を練っています。

また、イベントの認知が拡大するにつれ、女性からもコミュニティへの参加を希望する人が増えていることを受け、女性のためのコミュニティーとして「ローズガール」の立ち上げも検討しているそうです。

今後、美しいケニアのバラをきっかけに日本の文化が少しずつ変わっていくかもしれないと思うと、ワクワクしますね。

バレンタインの時期も近づいてきました。皆さんもぜひ店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ブランド AFRIKA ROSE
公式サイト https://afrikarose.com/
ローズアンバサダー
https://rose-ambassador.jp/
インスタグラム https://www.instagram.com/afrika_rose/
広尾店 〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-18-8
六本木ヒルズ店 〒106-6108 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー ヒルサイド B2F
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