女性ソムリエ監修
山下 美月
ワインインポーターを経て、現在出版社に勤める。好きなことは、人をワインに例えること。ソムリエ、管理栄養士。
はじめに赤ワインと白ワインの違いを知ろう
赤ワインには赤ブドウ、白ワインには白ブドウが使われることが多く、それも赤ワインと白ワインの違いの一つにありますが、大きな違いとしては醸造方法が異なります。
生産者のこだわりや醸造過程の違いはあるものの、ざっくりとわけると赤ワインは果皮や種子と一緒に発酵してからブドウジュースを造りますが、白ワインは果皮や種子をとってから発酵させます。
つまり、赤ワインには果実に加え果皮や種子が加わっているのに対し、白ワインは果実の要素が多いということになります。
食用ブドウを食べていて、果皮や種を噛んだときに苦いな、と感じたことがあるかと思いますが、これが赤ワインのタンニンとなります。
食用ではなかなか食べることのない果皮や種子ですが、ワインとなると味わいの広がりをみせてくれる素晴らしい要素のひとつです。果皮や種子の他に、果梗(かこう)を加える生産者もいます。
ちなみに話題にもなっているオレンジワインは、赤ワインの醸造方法で造られる白ワインです。定義がいくつかあるオレンジワインですが、造り方としては、白ブドウを使って赤ワインのように果皮と種を一緒に発酵させます。
そのため、白ワインなのにタンニンやボリュームを感じる味わいになっています。
赤ワインのおすすめの選び方
赤ワインを飲むと渋くて飲みにくかった。もしくは渋いワインが飲みたかったのに果実味たっぷりの甘いワインだった。そんな経験がある人もいるかもしれません。
赤ワインは白ワイン以上に味わい豊かな分、飲みたいワインをぴったり選ぶことが難しいことも。
そんなときにちょっとした選ぶコツを知っていると、ワイン選びの幅もぐんと広がります。
赤ワインの豊かさや重さなどを表現する「ボディ」で選ぶ
赤ワインの特徴を捉える上で一番重要なポイントが「ボディ」になります。
フルボディだとボリュームもありタンニンもしっかりとした味わいで、ライトボディだと軽やかな味わいでタンニンも優しいものが多くあります。
フルボディ
香り、味わいともにボリュームがあり、渋みも感じられる強い味わいのワインです。「重め」と言うこともあり、アルコール度数も高い傾向にあり、料理のメインディッシュに合わせるときや飲みごたえのあるワインを飲みたいときにおすすめです。色合いも濃く、ガーネットや深い赤紫色をしています。
飲んだときにタンニンをしっかりと感じられ、苦いと感じるワインもあるのがこのタイプ。熟成によりまろやかになるようなワインは、若いうちは少しタンニンが突出しているように感じられることもあるかもしれません。
そういった場合はデキャンタージュ(※)して空気に触れさせても良いですし、デキャンタが無い場合も1日ほど空けて置いておくだけで角が徐々に取れてくれます。タンニンのしっかりとしたワインだとわかっていれば、あらかじめ飲む数時間前に抜染をしていても良いかもしれませんね。
※デキャンタージュ・・・ワインを他の瓶などに移し替えることで空気と触れさせることです。酸化されることでワインの酸味やタンニンを和らげる効果があります。
ライトボディ
フルボディの対照的にある言葉で、「軽め」と言われることもあるます。軽やかでタンニン感もそこまで感じられず、アルコール度数もフルボディに比べて低い傾向にあります。色合いも優しく鮮やかな色をしており、グラスを置いたときにグラスの底が見えるほど透明感のあるワインもあります。
強靭なタンニンが少ない分酸味も感じられ、料理にも幅広く合わせることができ、渋みが苦手な人にはおすすめのタイプです。
ミディアムボディ
フルボディとライトボディの中間のタイプです。渋すぎず軽すぎず、ちょうどバランスの良い味わいのワインです。
とはいえフルボディ、ミディアムボディも定義が無く主観的なものなので、中間のミディアムボディの定義はかなり幅広いタイプのワインがあります。
大人数で飲むときなど、相手の好みがわからないときに凡庸性の高い使いやすいタイプです。
赤ワインの原料、黒ブドウの「品種」で選ぶ
ブドウと一言に言っても、ブドウの色、大きさ、果皮の厚さ、糖度など品種ごとに驚くほどその性質は異なり各々の個性を生み出しています。
ワイン以外にも、珈琲豆やお米など品種わけされているものはありますが、ワインほど品種の個性がしっかりと確立されているものは他にないのではないのでしょうか。ソムリエ試験でもブラインドテイスティングでの品種選びは必須項目となっています。
ブドウ品種の個性を知ることは、ワインを選ぶ上で大切なベースとなります。
カベルネ・ソーヴィニヨン
赤ワインの中でも人気のブドウ品種で、世界各国で生産されています。
しっかりとしたボディとタンニンが特徴で、上記で述べた「フルボディ」を代表するブドウ品種と言えるでしょう。気がつけば舌が真っ黒、ということもあるほどです。
味わいとしては、カシスやブラックチェリーの果実味に加え、杉のような青いニュアンスが伴うことも。
ニューワールドではパワフルでふくよか、そして果実味に富んだカベルネ・ソーヴィニヨン100%のワインもありますが、原産国のフランスではメルローやカベルネ・フランなどとブレンドされることが多いです。
スペックの高いカベルネ・ソーヴィニヨンは長熟タイプで、時に何十年もの熟成に耐えうるワインもあり、多くのバックヴィンテージワインがショップにも並んでいます。
ワインの熟成感を楽しみたい。しっかりボディのワインが飲みたい。タンニン感が好きだ。そのような方におすすめです。
ピノ・ノワール
個性も人気も、カベルネ・ソーヴィニヨンに対をなすであろう赤ブドウ品種がこのピノ・ノワールです。
フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンに対し、非常にエレガントなワインで、綺麗な酸と繊細で優しく流れるようなタンニンを持ち、洋食よりも和食の方が好きだな、という方におすすめです。
特にブルゴーニュの良いビンテージや人気生産者のワインはなかなか手が届きにくいほど高価なピノ・ノワールも中にはありますが、その芳醇で豊かな香りと優美な味わいに多くの人が魅了されてきました。
味わいはチェリーやラズベリー、フランボワーズのような赤系果実を主体とし、熟成したピノ・ノワールは紅茶のようなニュアンスも出てきます。
メルロー
とても滑らかでまるみのある口当たりが特徴で、カベルネ・ソーヴィニヨンと比べると柔らかいタンニンを持ちます。
飲みごたえは欲しいけれど堅いワインは苦手だ、という方におすすめです。
人気がとても高く、世界中で栽培されており、日本の長野などでも成功を収めている品種です。
プラムやブルーベリーのような果実味を感じさせ、ときにピーマンのような青みを感じさせるワインもあります。
シラー/シラーズ
色合いは紫よりの赤色で非常に濃く、濃厚でスパイシーなワインです。
少し野性味を感じるような香りも伴い、スパイスの効いた料理やジビエのようなしっかりとしたお肉に合わせるときにぴったりです。
一方でフランスの北ローヌでは、エレガントで超熟タイプのシラーを生み出しており、非常に広い顔を持つのも魅力の一つです。
オーストラリアではシラーズと呼ばれており、より果実味とボリュームを感じさせ、スパイシーさは少し穏やかになります。
ピノタージュ
主に南アフリカで生産されている地ブドウで、南アフリカを代表する赤ブドウとなっています。
エレガントなピノ・ノワールとふくよかなサンソ—の交配により生み出されたこともあり、木イチゴのようなチャーミングな赤系果実とプラムやブラックベリーのような黒系果実が見事にバランスよく融合しています。色合いは濃いルビー色で、ふくよかでジューシー。タンニンは感じられるものの、丸みのある親しみやすいワインが造られやすく、ワインビギナーの方にもおすすめです。
赤ワインの「産地」で選ぶ
テロワールという言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、ワインはブドウの個性以上に産地の環境、土壌の特徴であるテロワールの個性が多いに味わいに反映してきます。
同じブドウ品種であっても、産地が違えば驚くほど味わいも異なり、ワインを選ぶ上で大きな判断基準となります。
ボルドー(フランス)
フランスの西南部、スペインと隣接しているジロンド県の一帯がワインの銘醸地、ボルドーです。
よく聞く第1〜5級までの「格付けシャトー」は、1855年のパリ万国博覧会にてボルドーワインを出展の際に付けられたものです。
第1級の「シャトー・ラフィット・ロートシルト」「シャトー・マルゴー」「シャトー・オーブリオン」など、ワインをあまり知らない人でも一度では耳にしたことがあるのではないでしょうか。
このように、ワイン名やワイナリーに「シャトー」が付いていることも特徴の一つです。
白ワインも生産されていますが、赤ワインが圧倒的に有名で、単一品種ではなくほとんどのものがブレンド。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体として、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドなどがブレンドされることが多いです。
しっかりとした骨格とボディを感じたいときはカベルネ・ソーヴィニヨン比率の高いワイン、口当たりなめらかなワインを選びたいときはメルロー比率の高いワインを選ぶとよいでしょう。
味わいは、非常に濃厚でタンニンと骨格がしっかりとしており、色合いも濃く、早めに飲みすぎてしまうとやや俊敏で苦味を伴ったタンニンを感じてしまうこともあります。
長期熟成に耐えうるワインが多く、熟成により味わいに丸みが帯びてきます。
ブルゴーニュ(フランス)
フランスの中部に位置するコート・ドール県に位置する産地で、ボルドーと対をなす銘醸地です。ボルドーと同じフランスの産地ですが、まったくの対極的な特徴を持ちます。
ボルドーは濃厚でしっかりとしたタンニンを持ちますが、一方ブルゴーニュは非常にエレガントで滑らか。綺麗な酸を持ち、色合いも淡く鮮やかです。
しっかりとしたタンニンは苦手だ。料理に幅広く合わせたい。そのような方におすすめです。
使われるブドウもピノ・ノワール(たまにガメイ)単一で、同じ品種であっても畑の区画ごとに驚くほど味わいが異なるのも魅力の一つです。
かの有名なロマネコンティも、このブルゴーニュで造られるピノ・ノワールです。熟成により、より優雅で甘美な味わいを持ちます。
ワインボトルの形状もボルドーとは異なります。ボルドーはボルド—型と呼ばれるいかり肩の形状ですが、ブルゴーニュはブルゴーニュ型と呼ばれる、なで肩の形状をしています。
イタリア
イタリアは、生産量、消費量共に世界に誇るワイン大国です。
20州全てでワインが生産され、20州それぞれに個性が異なり、千差万別の魅力があります。
地ブドウが多くあるのでわかりにくい産地だと感じられることもありますが、ざっくりとですが北の地域では綺麗系でエレガント、南の地域は果実味たっぷりでふくよかなワインが多く生産されているので、
迷ったときには参考にしてみてください。
イタリアの有名産地は以下のふたつです。
ピエモンテ
主な産地の一つとして、アルプス山脈の南側に位置するピエモンテ州があり、イタリア代表品種ネッビオーロから造られる「バローロ」「バルバレスコ」が造られています。
どちらも長期熟成に耐えうるポテンシャルの高いワインで、緻密できめ細やかなタンニンを持つ同じ系統の味わいを持つワインではありますが、そのタイプの違いからバローロは男性的、バルバレスコは女性的とも言われています。
力強く骨格がしっかりとしているワインが好きな方はバローロ、綺麗でエレガントなワインが好きな方はバルバレスコを選ぶと良いでしょう。
トスカーナ
赤ワインの生産量8割を占めるトスカーナでは、サンジョヴェーゼを主体とした「キャンティ」「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」などが生産されています。
キャンティの人気が高かったこともあり、キャンティの生産地がどんどん増えてしまい、低品質のキャンティが市場に出回っていたときもありましたが、品質向上運動により現在は回復。元々のキャンティの生産地を「キアンティ・クラシコ」と名乗るようになりました。
また、フランスのボルドースタイルで生産された「スーパートスカーナ」は、カベルネ・ソーヴィニヨン主体で造られ、骨格のあるしっかりとしたボディと品質の高さから瞬く間に人気となりました。
ボルドー好きにはぜひともおすすめです。
スペイン
非常にワインに適した産地で、ワイン生産量第三位を誇ります。
赤ワインが多く生産されており、情熱の国らしいパワフルで果実味豊かなワインが生産されています。タンニンはしっかりと持ち合わせているものの、滑らかで苦味を感じさせず、万人受けしやすい味わいです。
ガシガシするような苦いワインは苦手だけど、飲みごたえのあるしっかりとしたフルボディのワインが飲みたい、という人におすすめです。
また、スペインワインの味わいを判断する一つの基準として、熟成期間があります。
白ワイン、ロゼワイン、赤ワインによって基準が異なりますが、赤ワインは以下の通り。
クリアンサ
樽・瓶熟成で最低2年熟成(そのうち最低6カ月は樽熟成)
レゼルバ
樽・瓶熟成で最低3年以上熟成(そのうち最低1年は樽熟成)
グラン・レゼルバ
樽・瓶熟成で最低5年以上熟成(そのうち最低18カ月は樽熟成)
醸造方法や生産者にもよりますが、クリアンサの方が比較的軽やかで、グラン・レゼルバになるほどずっしりと重くボディ感のあるワインになります。
また、グラン・レゼルバになるほど熟成期間も長く、その分バックヴィンテージのワインが多いので、熟成感を楽しみたい方にもおすすめです。
南アフリカ
360年以上ものワインの歴史を誇る南アフリカですが、近年新しい生産者も増え急成長を遂げており、注目されている産地です。人件費が比較的高くなく、安くて美味しいワインを入手できるコストパフォーマンスの高さと、農薬使用が少ない自然派の造りが最大の魅力です。
南アフリカでは、自然を大切にするべく国として、IPWやBWIと呼ばれる制度がしっかりと定められており、ワインだけでなく生物全体に優しい国づくりが行われています。
2010年からは、サステナビリティー(持続可能性)を保証したワインには「サステナビリティー認証シール」がボトルネックに貼られるようになりました。
また、伝統を大切にしながら常に革新が続ける、そんな温故知新のスタイルも人気の一つとなっています。伝統的でクラシカルなワインもあれば、チャレンジングな生産者によってあっと驚くワインが造られていたり、また伝統と革新が共存しているワインがあったりと、多種多様な魅力があります。
フランスやイタリアなどは、求められる味わいが確立されている部分がありますが、南アフリカは一概にはそうは言えません。前飲んだ南アフリカワインはエネルギッシュで力強かったけれど、今回飲んだ南アフリカワインはエレガンスな綺麗なワインだった。好きな生産者から珍しい地ブドウのワインが造られていた。今勢いのある生産者のワインを飲んでみよう。このように少し遊び心を持って南アフリカワインを楽しんでみても面白いですね。
初心者にもおすすめな赤ワイン5選
シャトー・モンペラ / フルボディボディ / メルロー主体 / フランス
漫画「神の雫」で一躍有名になったシンデレラワイン。ブームとしての人気は現在落ち着いているものの、味わいのクオリティから常に引き合いが強いワインで、既にご存知の方も多いかもしれません。とても良心的なワイナリーでカジュアルな価格帯も生産していますが、プロジェクトメンバーはとても豪華。1本30万以上もするカルトワイン「シャトー・ル・パン」の醸造家ミシェル・ロランがコンサルトについていたり、普段手が届きにくい有名醸造家の息のかかったワインを手ごろに楽しめるチャンスです。味わいとしては、メルロー主体で造られており力強さを感じながらもとても滑らか。抜栓後すぐは固めのタンニンを感じてしまうかもしれませんが、少し空気と馴染ませるとメルローらしい優しさも感じる味わいとなるので、ボルドーのタンニン感が苦手という人にもおすすめです。一年目の新しい新樽を使用することで樽由来のバニラやバターのような風味も加わり、とてもリッチなワインに仕上がっています。
リコッサ バローロ / フルボディ / ネッビオーロ / イタリア
イタリアワインでまずは飲んでいただきたいのが、やはりイタリアを代表するネッビオーロから造られるワイン、「バローロ」です。とは言え高級ワインの代名詞であるバローロはなかなか手が届きにくいもの。ワインスターターの方にとっては少し敷居が高く感じてしまうかもしれません。そのような方にもぜひおすすめしたいのがリコッサ バローロです。1800年後半からブドウが生産されている伝統的な土地柄でありながらカジュアルな価格帯のワインを提供しており、世界各国で親しまれているワインです。バローロのイメージ通りの力強さもありますが、きめ細かい味わいも兼ね備えたエレメンスも感じられ、万人に受ける味わいです。バラのような華やかな香りも魅力の一つ。
マルケス・デ・リスカル / フルボディ / テンプラニーリョ主体/ スペイン
渋いワイン苦手だけどパワフルなワインが飲みたい、という方におすすめのワインが、このスペインの「マルケス・デ・リスカル」です。スペインの銘醸地であるリオハにて1858年に設立された伝統のあるワイナリーで、なんとかつてのスペイン国王が愛用していた王家御用達ワイナリーなんだとか。そのわりにはデイリーワインとしても活躍できそうな財布に優しい驚きの価格帯で購入でき、おすすめのワインの一つです。
アメリカンオークで6カ月熟成させており、ミディアムボディながらパワーを感じる果実味と余韻の長さが特徴。親しみやすい味わいで人を選ばないので、家族や友人達で囲みながらわいわいと楽しむ場にぴったりなワインです。
カノンコップ ピノタージュ / フルボディ / ピノタージュ / 南アフリカ
南アフリカのパイオニアとも言われている生産者、カノンコップが50年の古樹で造るピノタージュ。
2013年からはじまった南アフリカを代表するワインガイド「南アフリカ スペシャル・レポート」の格付けにて、第一級を取り続けているトップ中のトップの生産者です。他にも、名の知れたワイン賞、南アフリカ最優秀生産者受賞や南アフリカ最優秀ワイナリー賞、IWSCなど数えきれない賞でも評価され、南アフリカワインの品質の高さを世界的に知らしめたワイナリーとして確固たる地位を築いており、南アフリカワインを探している人にはまず飲んでほしい1本です。
味わいとしては、フレンチオークで丁寧に12ヵ月間熟成させており、樽との馴染みが非常に良いワインです。赤系果実と黒系果実が融合したピノタージュらしいジューシーな果実味を持ちつつ、タンニンは優しく滑らかでエレガンスさえ感じさせます。アルコール度数を感じさせないような綺麗な造りなので、女性の方にもおすすめです。
ポッジョ レ ヴォルピ プリミティーヴォ/ フルボディ/ プリミティーヴォ/ イタリア
なかなか聞きなれないブドウ品種ですが、ワインスターターの方や、赤ワインが苦手という方におすすめしている品種がこの「プリミティーヴォ」です。
赤ワインが苦手という方に多いのが、赤ワイン特有のタンニン感。苦味とも感じられる人もいるかもしれません。
しかしこちらのワインは、タンニンが非常に滑らかで、甘みを感じるほどジューシー。南イタリアのかかとの部分、プーリアで太陽たっぷり浴びて造られており、凝縮したブドウ感を楽しめます。当ワインはポッジョ レ ヴォルピの一番人気商品で、近くのワインショップでも定番アイテムとして手に入りやすいワインなので、あまりワインを飲んだことがないという方も、ぜひ気楽に手を伸ばしてみてください。