「Tokyo Africa Collection 2019」出店の最新アフリカプロダクト

ラッカアフリカの伊関です。

9月1日(日)、有楽町朝日ホールにてアフリカン・ファッションショー「Tokyo Africa Collection 2019」が開催されましたので、ラッカメンバー3名で参加しました。

ファッションショーもさることながら、会場入り口近くのオープンスペースに出店されていたプロダクトも素敵なものばかりでした。

日本とアフリカがコラボして、どんどん新しいものが生み出されていてたり、これまででは日本に届くことがなかったであろう商品が日本で販売されていることに驚きました。

そんなアフリカプロダクトの最新情報をレポートにしてお届けいたします(50音順)。

ファッションショーに関するレポートはこちら

AFRIKA ROSE 

AFRIKA ROSEはケニアのバラを販売するブランドです。

アフリカでバラ?と思われる方も少なくないでしょう。でも、実はバラ輸出世界トップクラスのケニア。

主な輸出先はヨーロッパであり、確かに、日本にはまだまだ馴染みがないかもしれません。

一方で、ケニアのバラは、高品質で、独特な色や形を持ち、そして、日持ちが長いと三拍子揃っていて、人気上昇中。

アフリカプロダクトはオンラインでの販売が多いで印象ですが、AFRIKA ROSEは広尾と六本木ヒルズにも店舗を構えています。アフリカローズの美しさを一目見てはいかがでしょうか。

ブランド AFRIKA ROSE
公式サイト https://afrikarose.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/afrika_rose/

Alizeti

Alizeti(アリゼティ)とはスワヒリ語で「ひまわり」という意味です。

ブランドに関わるすべての人がひまわりのように輝けることを願って名付けたそうです。

プロダクトはルワンダ人のテーラーがルワンダの布を使って、ハンドメイド。

オーダーメイド、ハンドメイドの両方ありますが、日本人スタッフが生産工程に携わり、日本市場に合わせた品質管理や技術向上支援をしています。

ブランド
Alizeti(アリゼティ)
公式サイト https://www.alizeti.shop/
インスタグラム https://www.instagram.com/alizeti_fashion/

Ay

アフリカ大陸第2位の面積を誇るコンゴ民主共和国の伝統生地であるリプタ。

鮮やかな柄と色が特徴のこの生地を用いて、現地の女性のハンドメイドで作られるのがAyのプロダクトです。

可愛さに妥協せずにモノづくりをすると力強く語るのは代表の村上采さん。

アフリカの現地の人が頑張ってつくったから買ってほしいではなく、アパレルブランドとしてきちんと評価されることによって、成長していくことを目指しています。

ブランド
Ay(アイ)
公式サイト http://aymadeincongo.com/
インスタグラム
https://www.instagram.com/ay_madeincongo/

Chuui

Chuuiはケニア発の陶器アクセサリーを取り扱うオンラインショップです。

トレンドに関係なく大人の女性がもっと自分らしいオシャレを楽しめるよう、「高級感」と「遊びゴコロ」がコンセプトです。

東京アフリカコレクションの装飾としても採用され、衣装に彩りを添えました(写真のネックレスはChuui社製)。

なお、フェアトレード認証され、現地の雇用創出にも貢献しています。

ブランド
Chuui
公式サイト
https://www.chuui-jp.com/
インスタグラム
https://www.instagram.com/chuui_accessories/

INUWALI AFRICA

イヌワリアフリカは、ギニアで暮らす日本人女性とギニア人男性の夫婦が立ち上げたギニアの現地法人です。

ギニアはフランス語圏の西アフリカの国の1つ。

現地の市場に並ぶ色鮮やかなアフリカンプリント布パーニュを使ったアフリカンファッション、アフリカ雑貨、アフリカンダンス&ジャンベ奏者用の本格的ステージ衣装、アフリカ太鼓ジャンベ専門のフェアトレードブランドです。

ブランド
INUWALI AFRICA(イヌワリアフリカ)
公式サイト
https://inuwali.wixsite.com/inuwaliafrica
インスタグラム
https://www.instagram.com/inuwaliafrica.guinea/

Keexs

Keexsはナイジェリア発のスニーカーブランドです。

「アフリカの"ナイキ"になる。」

虎視眈々と狙うのは、ナイジェリア起業家のJide Ipayeさん。

中所得者が増えると、靴が売れるということは予測されていて、ナイキやアディダスは実は随分前からアフリカに進出しています。

そうしたグローバル企業を受け入れつつも、自分たちで何かを生み出したいという野心家が多いのが、人口約2億人・アフリカ最大の国、ナイジェリアです。

ちなみに、2050年には4億人に増えて世界第3位になると予想されています。

Keexsは顧客ニーズに合わせて大きめのサイズも多数取り揃えることで人気を得て、ナイジェリア国内にすでに十数店舗を構え、ビジネスを拡大しています。

と同時に、利益の10%を貧困削減のプロジェクトに使うなどソーシャルなインパクトを予め意識しています。

ブランド
Keexs
公式サイト
https://linktr.ee/keexstribe
インスタグラム
https://www.instagram.com/keexstribe/

Lémur(レムール)

 

Lémurはマダガスカル産の高品質エッセンシャルオイルを独自ルートで輸入・販売しています。

Lémurとはフランス語でキツネザルのこと。マダガスカル固有の動物で、アメリカのアニメ映画『マダガスカル』により日本でも広く知られるようになりました。

エッセンシャルオイルの原料は、レモンユーカリ、イランイラン、ゼラニウム、ニアウリなどマダガスカルにしかない様々な植物。

シャネルの香水やフォーシーズンホテルのスパがマダガスカルの精油や植物を愛好するなど高品質についてはお墨付きだと言います。

同時に、関係する産業の労働環境改善を促しつつ、自然栽培を採用することで環境保護にも配慮しています。

ブランド
Lémur(レムール)
公式サイト
https://lemur.co.jp/
インスタグラム
https://www.instagram.com/lemur_essential_oil/

RAFFITIA

 

RAFFITIAはマダガスカル原産のラフィア椰子の葉を加工し、編み上げたバッグを販売しています。

RAFFITIAは、RAFFIA (英語のラフィア)+ FITIA(マダガスカル語の愛)を合わせた造語です。

ラフィアは耐久性と柔軟性を持ち、手触りも優しく軽く、使い込むことでツヤが出て馴染んでいきます。

そんなラフィアを用いて、現地のアトリエと提携し、高品質なハンドメイドプロダクトを少量生産しています。

ブランド
RAFFITIA(ラフィティア)
公式サイト
https://raffitia.jimdo.com/
インスタグラム
https://www.instagram.com/raffitia/

RICCI EVERYDAY

 

RICCI EVERYDAYは、カラフルでプレイフルなアフリカンプリントを使用したバッグやトラベルアイテムを取扱うブランドです。

ウガンダに直営工房を持ち、現地の女性たちとともに、ものづくりを行っています。

アフリカならでのハッとする見た目の美しさはもちろんのこと、手に取りやすい取っ手やサイズなど機能性にも優れています。

代官山に直営店を構えており、素敵なプロダクトに直接触れてみることができます。

ブランド
RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)
公式サイト https://www.riccieveryday.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/riccieveryday/

まとめ

会場のブランドはここ5年間以内に立ち上がったものが多く、インターネットはもちろん、SNSでも発信をしているので、興味を持ったブランドはフォローしてみると面白いと思います。

いずれも現地と強いリレーションを持ち、現地の文化、人、自然環境などに配慮しつつ、現地の原料、素材を活用しながら日本のマーケットにフィットするものを作り出そうとしてます。

純粋に現地にあるものを日本に届けるだけでなく、企画や生産プロセスに一歩も二歩も踏み込んでいるのが、これまで目にしてきた伝統的なアフリカプロダクトとは一線を画する部分です。

売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできる、まさに「三方よし」の世界をアフリカと日本で実現することは簡単ではないでしょう。

しかし、だからこそ高次元なチャレンジをしているブランドは信頼と人気を得て、確たる地位を築いていくのだと思います。

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