勝沼ワイナリー日帰りツアーで日本ワインの故郷を巡る

日本ワインの生まれ故郷、山梨。勝沼ぶどう郷駅周辺には多くのワイナリーがあり、ワイナリー巡りを楽しむことができます。

ワインをもっと知るためにワイナリーに行ってみたいという方は少なくないのではないでしょうか。

しかし、限られた時間のなかで、どういうルートで巡るべきかとても迷ってしまいます。そこで、日本ワインの歴史やワインづくりを学びつつ、ワインテイスティング、美味しいご飯を楽しめるルートをご紹介したいと思います。 

目次

  1. こんな人におすすめ
  2. 出発前にすべきこと
  3. おすすめの回り方
  4. シャトー・メルシャン・ワイナリー
  5. 勝沼醸造
  6. ルミエールワイナリー
  7. ぶどうの丘温泉 天空の湯
  8. レストラン鳥居平
  9. 都内からの日帰り予算

こんな人におすすめ

  • ワイナリーのブドウ畑、醸造設備、セラーがどんなところか見てみたい
  • ワイン樽がどうワインの香りに影響しているか知りたい
  • 日本ワインの歴史に興味がある
  • ワインエキスパートの日本編を実際に見て学びたい
  • 甲州やマスカット・ベリーAなど日本独自品種を本場で飲んでみたい
  • プロからワインづくりやテイスティングのレクチャーを受けてみたい

出発前にすべきこと

特急あずさ号/かいじ号を予約(東京近郊からお越しの場合) 

また、新宿からはJR勝沼ぶどう郷駅まで特急あずさ号/かいじ号と各駅停車を乗り継いで1時間半強です。

富士山が世界遺産となったことで、山梨県側の玄関口となる大月駅までの間は外国人観光客の方々で混み合うことがありますので、指定席を予約することをオススメします。

ちなみに、ラッカメンバーは座席未指定だったので、大月までスタンディングでした笑

なお、勝沼ぶどう郷発着の列車へは、下りは大月駅、上りは甲府~塩山の各駅で特急から乗換えできます。

観光シーズンは特急が勝沼ぶどう郷駅に臨時停車するようですので、JR東日本のご案内(2019年1月の例)をご覧下さい。

シャトー・メルシャンの10:30からのワイナリーツアーに間に合うには、8:30に新宿を出る「甲府行【始発】かいじ1号」で行くと良いでしょう。

ワイナリーツアーの予約

通常、ワイナリーツアーではブドウ畑、醸造設備、セラー(貯蔵庫)の3箇所を見学します。ツアーによってはワインテイスティングが最後に行われる場合があります。

  • シャトー・メルシャンのご予約はこちら(10:30~11:30の部)
  • 勝沼醸造のご予約はこちら(13:00〜13:30の部)
  • ルミエールワイナリーのご予約はこちら(14:00〜14:30の部)

おすすめの回り方

マップ上のアルファベットは次の場所を示しています。

 A:勝沼ぶどう郷駅

 B:シャトー・メルシャン・ワイナリー ビジターセンター

 C:勝沼醸造

 D:ルミエールワイナリー

A→Bは駅前のタクシーに乗ると良いでしょう。

また、シャトー・メルシャンとGoogle Mapで調べると、結果が複数出てきますが、ワイナリーツアーのスタート地点はビジターセンターですので、ご注意ください。

B→Dまでは散歩がてら徒歩で行くことをおすすめします。

ワイナリーを3つ巡ると、疲れも溜まってきます。夕食前に温泉に浸かるのはいかがでしょうか。その後、スッキリした気持ちでディナーを迎えることができます。

 A:ルミエールワイナリー

 B:ぶどうの丘温泉 天空の湯

 C:レストラン鳥居平

A→Cまで各移動はタクシーに乗ることをおすすめします。

※おすすめのタクシー:甲州タクシー(株)(0553-33-3120

    勝沼ぶどう郷駅

    駅に着くと、ステンドグラス調の看板が出迎えてくれます。駅名のまわりはブドウの蔓と葉でデコレーションがなされていて、早速ぶどうのふるさとに来たという期待感が高まります。

    花見のシーズンはブドウの木には房も付いておらず、芽すら出ていません。そのため、収穫前後の時期に比べれば、畑としては見応えが少ないかもしれません。

    一方で、駅前には桜が咲き乱れ、また、比較的観光客が少なく、ゆっくりワイナリーツアーを楽しむには最適なシーズンと言えるかもしれません。

    また、タクシー乗り場は混み合いますので、お急ぎの場合は駅を降りて直ぐに乗り場に並ぶとスムーズにタクシーをつかまえられます。

    シャトー・メルシャン・ワイナリー

    勝沼ぶどう郷駅からタクシーで10分程度。ワイナリーツアーの始点であるビジターセンターは道から見下ろした、周囲と比べると新しめな建物。

    少し分かりにくいので、タクシー運転手にシャトー・メルシャンのワイナリーツアーに参加したいとお伝えするとより安心でしょう。

    基本的には写真撮影は許可されているので、受付で荷物を預け、携帯以外は手ぶらで参加できます。撮影許可については、念のため当日ツアーガイドに確認ください。

    ビデオ視聴

    最初はワイナリーの概要を知るビデオを見ます。

    シャトー・メルシャンのルーツは日本初の民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」が誕生した1877年(明治10年)にまで遡ります。戦後、甘味料等を加えない本格ワイン『メルシャン』をリリース。それから、数々の国際ワインコンクールで金賞を受賞している老舗です。

    今では、セブンイレブンでも見かけるほど浸透しています。

    さらに、ボルドー1級シャトーの醸造家をアドバイザーにして、最新技術を取り入れたり、ボルドー大学と日本独自品種に関する共同研究で成果をあげるなど日本のワイン造りの礎を築いてきた歴史を知ることができます。

    貯蔵庫

    続いて、 貯蔵庫を見学します。オーク樽の香りがどのようなものかを実感できます。

    シャトー・メルシャンのロゴの上に「medium plus toast」とありますが、これは中程度に内側を焼いたオークを用いて作ったワイン樽を意味します。

    この樽に数ヶ月寝かせることで、バニラやココナッツのような香りがつきます。

    樽の上側には、栓抜きがついていて、ここからワインを注ぎます。赤色になっているのは中身が赤ワインだからだそうです。 

    ブドウ畑

    次に、畑に出て、ブドウの育成方法のレクチャーを受けます。4月中旬は新芽が出始める前の様子を見ることができました。 

    ブドウの周辺に草を生やすことで、土壌表面の水分を吸収し、ブドウの実は小さく育ちワインに最適な凝縮した味わいを伴うそうです。

    また、草と競争することで、ブドウは土壌表面ではなく、根を伸ばし、地下深くのミネラルを吸収することで、複雑味を持たせることができるという人もいるようです。

    テイスティング

    ワイナリーツアーの最後には、テイスティングがあります。貯蔵庫、畑を見学した上で飲むワインはそれだけで味わいが変わる気がします。

    この時は、3種類のワインをテイスティングしました。

    「萌黄(もえぎ)」:リッチな味わいのシャルドネに、繊細で“和”のニュアンスのある甲州をバランスよくブレンド

    「ももいろ」:しっかりとしたボディのメルローと華やかな香りのマスカット・ベーリーAを主体にした、さわやかな辛口のロゼワインで

    「藍茜(あいあかね)」:しっかりとしたボディのメルローと、滑らかなテクスチャーと華やかな香りのマスカット・ベーリーAを主体に バランスよくブレンド

    テラスでランチ

    シャトーメルシャンと言えば、広々としたテラス席でのランチがオススメ。

    季節によって内容は違うようですが、ワインに合う料理が何種類も楽しめる「おつまみプレート(¥1,500)」は満足度高。

    ワイン資料館

    1904年に建てられた宮崎第二醸造所を元にした建物で、現在はワイン資料館として利用されています。

    現存する日本最古の木造ワイン醸造所であり、「山梨県指定有形文化財」「経済産業省 近代化産業遺産」にも指定されています。

    明治時代の日本のワイン造りの様子が分かる展示となっており、早くて15分、しっかり見れば30分以上かけてじっくり楽しむことが出来る充実した内容になっています。

    勝沼醸造

    昭和12(1937)年の創業以来、ブドウ栽培からワイン醸造までを一貫して行う山梨のワイナリーです。勝沼醸造の母屋は築140年の情緒深い日本家屋。

    入口を入るとテイスティングカウンターがあり、奥にはコンパクトなテラス席もあります。ブドウ畑を向こう岸に、川のせせらぎに耳を傾けながら、ワインを楽しむことができます。

    プリペイドカードを500円で購入し、1000円以上チャージすれば、ディスペンサーにあるワインを簡単に楽しむことができます。

    カードを奥まで挿入して、グラスを傾けて近づけ、容量を選択すると、ワインが注がれます。

    タッチパネルの効きが弱い場合がありますので、指は寝かせて押すとよく反応するようです。

    今回のルートでは、前後の時間がタイトだったため、ワイナリーツアーには参加しませんでした。次回はツアーにも参加してみたい魅力的なワイナリーでした。

    ルミエールワイナリー

    新しそうな綺麗な建物の印象とは裏腹に、1885年(明治18年)創業の老舗ワイナリーのルミエール。

    ブドウ畑

    まず、はじめはブドウ畑を見学します。

    生い茂っている草が目立ちます。これは畑を耕さず、肥料を与えない自然栽培を行っているためです。

    土壌の養分は減る一方、ブドウの樹が栄養を蓄えようとして、美味しくなるそうです。 

    石蔵発酵槽

    また、日本最初のバーである「神谷バー(台東区浅草1丁目)」の創設者、神谷伝兵衛氏がヨーロッパで得た知識をもとに造った石蔵発酵槽は登録有形文化財となっています。

    この石蔵発酵槽は、1901年に花崗岩で造られ、およそ10トンのブドウをつぶし発酵でき、マスカット・ベリーAを用いた「石蔵和飲」というワイン造りに現在も利用されています。

    醸造棟

    石蔵とは異なって、ステンレスタンクや圧搾機など非常に近代的な印象のある醸造施設が並びます。

    ここでも、醸造棟内のタンクからワインセラーまでを傾斜を生かして、ポンプを使わない工夫を凝らし、極力ブドウに負荷を与えないナチュラルなワイン造りを行なっています。

    ワインセラー

    1961年(昭和36年)コンクリートタンクとして建造されましたが、現在は、通路側の壁面を取り除きセラーとして利用しています。歴史を感じる独特な空気が流れています。

    ワインセラーからワインショップへと繋がる通路の壁はおそらくワイン樽のリサイクルで出来ていて、端々にワインへの愛を感じます。

    ぶどうの丘温泉 天空の湯

    大好きなワインが楽しめるとはいえ、3つのワイナリーをまわると、とても疲労が溜まってきます。

    そのまま、夕食に行くのも良いですが、一度温泉で体を休めてはいかがでしょうか。

    ブドウのふるさとの景色を眺めながらの湯はここでしか味わえない一興です。

    レストラン鳥居平

    とてもリーズナブルなフレンチコースが楽しめるのが、この「レストラン鳥居平」。

    お魚かお肉かを選べるハーフコースの菱山コースは6品付いて、4,000円。

    ワイン生産地ということもあり、ワインは1本2,000円程度で比較的美味しいものをいただくことが出来ます。

    ホワイトアスパラガスと鮮魚を合わせたオードブルは食欲を掻き立てます。

    パン屋さんが併設されていて、自家製のパンが楽しめるのもこのレストランの良いところ。

    メインのビーフは脂っこすぎず、さっぱりとしていて食べやすく、ボリュームもあって大満足。

    締めにはしっかりデザートまであって、ハイコスパなフレンチコースです。

    都内からの日帰り予算(1人当たり)

    • 特急かいじ号(大人、往復):約8,000円
    • シャトー・メルシャン・ワイナリー(スタンダード60分コース+ランチ):1,000円+約2,000円
    • 勝沼醸造(テイスティングのみ):約1,000円
    • ルミエールワイナリー(ワイナリー見学30分コース+テイスティング):500円+約1,000円
    • ぶどうの丘温泉 天空の湯:610円
    • レストラン鳥居平(フレンチコース):約5,500円
    • 合計:約20,000円

    次のお休みはラッカおすすめのコースで勝沼ワイナリーを巡ってみてはいかがでしょうか?

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