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ホームパーティーの手土産にオススメの南アフリカワイン – 13の提案 –
ホムパの手土産にとっておきの南アフリカワイン ホームパーティといえば、喜ばれるお酒の一つはワイン。 一緒に参加する人やホスト、その場の料理と調和しながら、みんなで美味しく楽しく盛り上がる13の提案をご紹介します。 突然ホームパーティに呼ばれたら考えること 会社の同僚や職場の上司、友人に突然ホームパーティに誘われたら、どうしよかなって一瞬考えちゃいますよね。 初めてのお呼ばれなら何を持っていくべきか、いくらのモノがいいか、何度も同じメンバーとホムパをやっている人だって前回と違うものを持って行かないと芸がないなーとか。 どんなシチュエーションでも少しは悩んでしまうものです。 予算は友人となら3,000円くらい、上司や記念日には5,000〜6,000円程度が相場とよく言われますが、これは時と場合によるでしょう。 持ち寄りパーティなのか、料理はホストが準備してくれるのか、会費が事前に知らされているのかどうか、周りの人はどんなものを持ってくるのかなど。 仲の良いメンバーとの気軽な会は別にして、どうしても色々な気遣いをしてしまうものです。 ワインはホムパの最強の手土産!? 考え始めれば悩みが尽きないホームパーティですが、どんなシチュエーションでも喜ばれること請け合いなのがワインです。 理由のひとつは、ホストが料理を準備していても邪魔しないこと。 ホストが手料理やデザートを作っていた場合、ゲストがそれを上回るインパクトのある食べ物を持ってくると、せっかく頑張ったのに…とホストはあまり良い気分はしないでしょう。 もちろん、何にも気にすることのない気楽な会だったり、事前に誰が何を持って行くかを役割分担することもあるので一概には言えませんが。 次に、欲しい分だけ簡単に取り分けられることもホームパーティーでは大事な要素。 ケーキやお肉を取り分けるとなると、出すタイミングやみんなへの配分をどうするか少し配慮が必要ですが、ワインならいつでも飲みたい人が注げばOK。 一般的にはワインボトル1本(750ml)で6杯くらい取れると言われています。ちなみに、少し高級なレストランで出てくるワインだと8杯取りの場合もあります。 参加人数やその中でもお酒好きな方がどれくらいいるか、用意されているお酒の種類や量に合わせて、ボトルの本数を考えてみてください。 例えば、乾杯のビールがある4人のホムパなら、白ワイン、赤ワイン1本ずつあると、1人あたり3、4杯飲めるので十分ではないでしょうか。 結構飲むワイン好きでも1人1本くらいに見積もっておけば大丈夫でしょう笑 最後に、ワインの良いところは余って困らないないところです。その場の料理や持ち込みのお酒の都合でワインを飲まなかったとしても、ホストにお渡しすれば喜ばれるでしょう。食品であれば賞味期限もありますが、ワインは長期保存でき次回何かの機会に飲むこともできます。 南アフリカワインの特徴については、『南アフリカワインがオススメの理由は?』を見てみてください! それでは、ホムパにオススメの南アフリカワインについて、13の提案をご紹介します。 1. 乾杯といえば、泡 グラハム・ベック・ブリュット(スパークリング) 爽やかな酸味があり品格が感じられるしっかりとした骨格。オバマ氏が就任祝いに飲んだとも言われ、パーティーや記念日の乾杯におすすめです! グラハム・ベック・ブリュット・ロゼ(ロゼ) シルバーピンクの色合いがパーティに彩りを添え、エレガントさとフレッシュさがあり、女性にとっても好評です。...

あの人気グルメサービスのRetty内定式で南アフリカワインを協賛しました!
10月26日、あの人気グルメサービスのRetty内定式で南アフリカワインを協賛しました! Rettyってどんな会社? Rettyは「食を通じて世界中の人々をHappyに。」というビジョンを掲げている実名制グルメサービスです。 「アフリカプロダクトの販売を通じて、日本に“LEKKER”を」というラッカアフリカの目指していることに近いなと、月間利用者が3500万人にも及ぶグルメサービスの巨人に勝手に親近感を覚えました笑 Rettyには、食へのこだわりを持った社員の方が多く、とてもユニークなカルチャーがあります。 「仲間との美味しい食事の時間を大切にする」ために、タクシー制度、ランチ自転車、グルメ調査費などの、飲食をサポートする社内制度が整っています。 中でも、社員が自分の得意なグルメジャンルを担当する制度は面白く、社員の方は名刺に、「ワインバー担当」などと記載しています。これにより、顧客との会話のきっかけにしたり、さらにそのジャンルについて深く理解しようというモチベーションにされているそうです。 乾杯といえば、グラハム・ベックのスパークリング 乾杯では、新卒の皆さんに、グラハム・ベックのスパークリングとロゼ・スパークリングを楽しんでいただきました。 乾杯前にはRettyのご担当の方にワインの背景に触れて頂き、「オバマさんが就任された時に振舞われたワインだそうで、ぜひ皆さんには、それを目指して大きく成長して欲しい」と鼓舞されていました。 協賛のラッカアフリカも少しだけお時間を頂戴しました。「南アフリカワインを通じて、今いるメンバーの皆さんと新卒の皆さんが美味しい、楽しいラッカな気分になり、より一層、親睦を深めてください!」というメッセージをお伝えさせて頂きました。 会場の一角にブースを設けて セラーが家にあるくらいワイン好きな方、最近イタリアワインにハマっている方、ワインは詳しくないけど興味ありますという方など、様々な方がブースにお越しいただきました。 南アフリカワインを飲むのは初めてという方も多く、とても良い反響をたくさん頂けましたので、ご紹介していきたいと思います。 やはり女性に大人気だったザルゼのシュナン・ブラン 私の周りの南アフリカワイン好きの間では、クラインザルゼのことを「ザルゼ」と略したりします。「南アフリカワインといえば、ザルゼのシュナン・ブランだよ!」と周りの人にドヤってみてください笑 このワインはパイナップルや洋梨などさわやかなフルーツの香りが広がる辛口の白。すごくスッキリした味に始まり、ほのかにオークの香りが余韻として残ります。 今まで飲んだことのない爽やかさに、白ワインはそんなに積極的に飲まなかった人でも、これなら飲みやすいというコメントを多くいただきました。 Retty代表の武田さんにも一口飲んでいただき、シンプルに「美味しい」とおっしゃってました。 尖った個性が際立ったチョコレートブロック ブルーケンハーツクルーフという南アフリカのトップワイナリーのワイン。 白地の中に、DIN(ドイツ生まれの書体)風なフォントを大胆に配したエチケット(ワインのラベル)。 チョコレートブロックは、見た目からして個性爆発。 あるワイン本では、チョコレートブロックのワインの色をinky(インキー)と書いてあります。「インクのような」という意味合いで、味・香りよりは見た目に使われる言葉のようです。暗い赤色の中に、少しだけ光沢もあります。 味もしっかりした渋みと骨太の骨格でありながら、なめらかでシルキーな口当たりです。 一口飲んだRettyのワイン好きの方は、これ買いますと即決されてました笑 ラッカアフリカのインスタアカウントの評価も上々 「ちゃんと運営してるんですね!」、「写真綺麗!」というようなお声を数人の方から頂けました。 ラッカアフリカとしては、南アフリカワインをもっと身近に感じてもらえるように、インスタグラムの公式アカウントを運営しています。 「渋谷×南アフリカワイン」という異質な組み合わせにチャレンジしてみたり、日々楽しさ・美味しさが伝わる工夫をしています。そんな中での良いフィードバックだったので、Rettyの方に少しでも伝わって素直に嬉しく感じました。...

南アフリカ元駐在員たちとミートアップを開催しました!
10月12日、南アフリカ元駐在員やトライアスリートなどアフリカに繋がりのあるひとでミートアップを開催しました! 南アフリカにはどれくらい日本人がいるの? そもそも南アフリカには、どれくらいの日本人がいるのでしょうか。 私がヨハネスブルクにいた2016年には、駐在員やその家族で、およそ1,500人の日本人が南アフリカにいると言われていました。 少しあやふやな記憶ですが、ヨハネスブルクだけで、400人ほどだったかと思います。詳しい情報は外務省が公表しています。 同じアジア系でも、中国の方は約30万人、韓国の方は約4,000人いるそうなので、いかに日本人が少なかったかが分かります。 その分、大使館や民間企業、日本人学校など官民、企業間の垣根を越えて、コミュニティとしての結束は強いと思います。 トライアスリートと南アフリカって関係あるの? トライアスリート(トライアスロンの選手)と南アフリカって関係あるの?って思われる方もいらっしゃるかもしれません。 実は、南アフリカでは様々なスポーツが大人気。 毎週末、ランニング、ロードバイク、トライアスロンなど何かしらの大会が開かれています。 地元企業が協賛し、運営はボランティアというのが文化として根付いていて、老若男女、アスリートから初心者まで、幅広い層が参加していました。 そんな中、一部の日本人駐在員の間では、ロードバイクやトライアスロンが人気。 国中どこも基本的には道幅が広く、少し郊外へ外れると、信号機など一切ない真っ直ぐな道。車とのすれ違いを気にすることはないので、ロードバイクにはうってつけなのです。 ただし、地面には凸凹があったり、日本ではまず見ない大きな穴があったりで、「Hole!」と叫び、一緒に練習する者同士で声を掛け合ったのをよく覚えています笑 また、南アフリカのポートエリザベスでは、日本では今やお目にかかれないアイアンマンレース(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmの過酷な競技)が開催されます。 このレースに合わせて、日本から南アフリカへ行く強者もいるほどで、トライアスリートと南アフリカは実は繋がりがあったりします。 ミートアップのお店紹介 今回のミートアップは、不動前にあるフレンチビストロで開催しました。 可愛いロゴに、フレンチだけど親しみやすい、カジュアルな佇まいの素敵なお店です。 南アフリカワインもいくつか置いてあります。 今回は、特別に許可を頂いて、ラッカアフリカのワインを持ち込ませていただきました。 場所:サダキ デリ(〒141-0031 東京都品川区西五反田3丁目14-6) 乾杯はスパークリングワインから マンデラ氏やオバマ元大統領が就任式で振る舞ったとされる、グラハム・ベック・ブリュットで乾杯。 ラッカアフリカ、ゴリ押しのコスパワインで、ミートアップの最後にやった値段当てクイズにも出題しました。 続いて、見たことないような大皿で料理が登場。 どれも美味しく、ラッカな雰囲気がマシマシ。...

ラッカアフリカで初めてとなる、試飲会を行いました!
9月22日に、ラッカアフリカメンバーで初の社内試飲会(ミートアップ)を開催しました! まず、ミートアップってなに?ということから少しご紹介したいと思います。 ラッカアフリカでは、ワインを事前に飲み、厳選したものをご提供しています。通常は、試飲会とかワインテイスティングと言ったりしますが、メンバー同士で打合せする中で、”試飲会”というと、少し肩肘張った感じがするなあという話になりました。 南アフリカではワインとバーベキューが当たり前 というのも、南アフリカの現地の方々は、ブライ(Braai = 南アフリカのバーベキュー)と一緒に飲んだり、カジュアに楽しむことも多く、もっとフィットする言葉があるのではと思ったからです。 そして、あーでもないこーでもないと話し合っているときに、あるメンバーが「新しいワインと出会う、新しい人と出会うからミートアップはどうか」と言いました。これをきっかけに、ミートアップという言葉が生まれました。 言葉に想いをのせる 少し話は脇道へ。ラッカアフリカでは、ノートを書いたり、料理を作ったりするメンバーをラッカコーディネーターと呼ぶことにしています。あくまでワインや料理を通じて、その場にいる人に”ラッカ”をきちんと届けることを目的にしたいという想いを言葉に込めています。よく「名は体を表す」と言いますが、事業に関わる色々なことに新たな名前を与え、再定義していきたいと思っています。今後の展望としては、”ラッカ”を自ら表現して、日本にラッカを広げていけるメンバーを”ラッカアンバサダー”として増やしていきたいと考えていますので、乞うご期待ください。 当日飲んだワインたち! さて、今回のミートアップでは、合計7本のワインを飲みました。内訳は、スパークリング1本、白3本、赤3本です。 グラハム・ベック/ブリュット/スパークリング テスタロンガ/ベビー・バンディート/キープ・オン・パンチング/シュナンブラン/白 ラール/グルナッシュ・ブラン/白 アタラクシア/シャルドネ/白 ラール/サンソー/赤 アタラクシア/ピノ・ノワール/赤 クラインザルゼ/ヴィンヤードセレクション/カベルネ・ソーヴィニヨン/赤 ワインを飲む順番は? テイスティングは「軽いものから重いもの」というのが一般的です。やはり、重いものから飲んでしまうと、軽めの味はかき消されてしまいますよね。同じワインなら、「若いワインからヴィンテージの古いワイン」。これも、熟成が進むと、味は濃くなることが多いためです。それから、甘口タイプと辛口タイプのワインがある場合には、シャープな味わいの辛口から糖度の高い甘口ワインという順に飲むようにすると、それぞれの特徴を捉えるのに良いようです。余談ですが、お鮨も白身から赤身、そして穴子などのツメ(醤油、みりん、出汁などを煮詰めたタレ)、巻物へと食べ進めていくと良いと言われますが、これも「あっさり→濃いめ→甘い」に従っています。 そのため、今回のミートアップでは、大きなカテゴリーとしては、スパークリング→白→赤という順(甘口ワインがあれば一番最後)。白ワインでは、シュナンブラン→グルナッシュブラン→シャルドネ。赤ワインは、ピノ・ノワール→サンソー→カベルネ・ソーヴィニヨンの順に飲み進めました。 テイスティングの流れは? 続いて、テイスティングの大きな流れは1)外観を眺める、2)香りを調べる、3)味わいをみるという3ステップあります。 1)外観を眺める まず、外観をみるために、下に白い布や簡易的には紙を敷きます。机の色が暗い色だとなかなかワイン本来の色が分からなくなることがあるからです。 2)香りを調べる 次に、香りをみるときには、一度嗅いで、2、3回まわして(グラスを回すこと=スワリング)、また、香りを嗅ぐという流れになります。神社が「二礼二拍手一礼」なら、「一嗅二廻一嗅」でしょうか笑。嗅ぐ秒数や回す回数は人それぞれ良い加減があると思いますので、そこまで気にする必要はないと思います。 3)味わいをみる 最後に、味わい。テイスティングのときには、口に含む量は少なくとも一番自分自身が味を感じやすい一定量にしておくと、味も良く分かりますし、相対的な評価がブレにくいと言われています。第一印象(=アタック)をみて、それから、甘み、酸味、ボディ、余韻(=アフター)の順に感じ取って行く流れになります。赤ワインの場合は、酸味の後に、タンニン(≒渋み)が来ます。また、ボディというのがくせ者で、ワインのコク、重み、渋味、力強さ、アルコール感….など人によって色々な言い回しで、表現されます。比較的、甘みがあり、渋みが控え目でエレガントさがあるため女性が飲みやすいとされるピノ・ノワールはミディアムボディと言われたりします。...

気になるワインの最適な温度と湿度とは?
ワインを飲む際の最適な温度は? ワインは色や濃さによって、最適な温度が異なります。 濃厚な赤ワイン:16-18℃ あっさりめな赤ワイン:14-16℃ 濃厚な白ワイン:11-13℃ フルーティな白ワイン、ロゼ:8-11℃ 酸味、キレのある白ワイン、スパークリング:6-8℃ 常温でワインボトルをホームパーティの会場に持って行った場合、飲むまでに時間があるのであれば、赤なら30分〜60分程度、白、ロゼなら3〜4時間程度、スパークリングなら4〜5時間程度、冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。 そんなに時間にゆとりがない方は、バケツに氷と水を入れて、ボトルを入れましょう。 赤は数分程度、白、ロゼなら20分程度、スパークリングは20〜30分ほどつけておくと、気持ちよく飲めるかと思います。 当日飲み残したワインはどう保存すればいいの? 一般的に一度抜栓すると酸化が進むため、美味しくなくなると言われますが、まずは栓をして冷蔵庫に入れると良いでしょう。赤ワインは3~4日、白ワインは2~3日程度はそれほど劣化を感じることなく飲めるのではないでしょうか。 開けなかったワインはどう保管すればいいの? やはり余裕があれば、湿度、温度の調整が出来るワインセラーがオススメですが、置き場がなかったり、そんなに頻繁に飲まない方にはtoo muchですよね。ワインセラーがない家庭では冷蔵庫の野菜室にボトルを横向きにして保管するのが良いでしょう。 ワインはコルクが乾かない湿度平均70%程度、温度13(±2)℃の、直射日光の当たらない暗室が良いとされます。ヨーロッパの有名なワイン産地の地下のワイン貯蔵室は自然とこれくらいに保たれています。 一方、日本は屋内でも、冬は気温5~8℃、湿度30%から梅雨や夏の気温は25~30℃、湿度90%にも達すると言われています。 そうした中、野菜室は温度が約3~8℃、鮮度保持のために加湿機能がある場合は湿度60〜90%、そうでないものでも、20〜50%には保たれているようです。こうしたことから、次善策として野菜室をオススメします。

南アフリカワインがオススメの理由は?
南アフリカワインの歴史とは? まず始めに、アフリカに馴染みのない方の中には、南アフリカはアフリカの南部地域のことだと思われている方もいらっしゃるかもしれません。実は、南アフリカ共和国はアフリカに54ある国の1つです。 南アフリカワインの誕生は1659年。オランダ東インド会社がインドやアジアに向かう途中のケープタウンに基地を設け、そこでブドウ栽培とワイン造りを始めたのがきっかけでした。 アメリカの1769年、オーストラリアの1788年と比較しても、1世紀以上も古い歴史があります。 アパルトヘイトという人種隔離政策をとっていたため、国際的な経済制裁を受け一時的に輸出全般が滞りました。その後の民主化以降、輸出は再び伸び始め、国際的なワイン大会で高評価を得ています。 南アフリカはどんな気候? 南アフリカの主なワイン産地の西ケープ州は地中海性気候。 夏は温暖でカラッと乾燥し、冬は冷涼で少し雨が降りますが、ブドウの成育期間中は雨が少ないので、病害リスクが少ないブドウ栽培に最適な気候と言われています。 フランスで言えば、プロヴァンス地方、コート・デュ・ローヌ地方の南部、ラングドック・ルーション地方が同様の気候区分にあたります。 さらに、「ケープドクター」と呼ばれる強い季節風が病疫を吹き飛ばすことから、酸化防止剤などを薬品の使用が少なくて済むため、人に優しいワイン造りが出来ます。 南アフリカはどんな土地? また、ケープ地方の土壌は5億年以上の歴史を持つとされる世界で最も古い土であり、花崗岩や砂岩など多様性に富んでいます。 これにより、水はけが良いだけでなく、適度に水分も保持するという高品質なワイン造りに必要な条件が整っています。 加えて、南アフリカには「ケープ植物区保護地域群」というユネスコの世界遺産(自然遺産)があり、保護区の中のワイン産地も自然を守ることが義務化されています。 聞くと、土地を新しくブドウ畑として開拓する場合、同時に自然保護区の土地を購入するなどして保全に貢献しなければならないというようなルールがある徹底ぶりだそうです。 このように、ポテンシャル(恵まれた気候とテロワール)だけではなく、現地の行政やワイナリーや関わる人たちの絶え間ない努力の結果、ワインの品質が向上し続けているのが南アフリカワインの美味しさの秘訣です。 南アフリカはどれくらい生産しているの? 引用元:OIV(国際ぶどう・ぶどう酒機構) 日本では南アフリカワインがあまりメジャーではないので、よく「アフリカにワインなんてあるの?」って聞かれたりするのですが、実は10.8億リットルで世界8位を誇ります。 日本ではコンビニでもよく見るチリワインは南アフリカに次ぐ9位というから意外ですよね。 なお、南アフリカワインの輸出先は伝統的につながりがあるイギリス、ドイツ、オランダがおよそ半分を占めていて、残りも欧米諸国が中心です。 日本に美味しい南アフリカワインをお届けできるようLEKKER AFRICAも頑張りたいですね。 南アフリカはどんなブドウ品種があるの? WOSA(WINES OF SOUTH AFRICA)の2017年の統計によると、南アフリカ全体では約9.5万ヘクタールの栽培面積があります。 白ブドウが55.2%、黒ブドウが44.8%です。...