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サントリー「登美の丘ワイナリー」〜甲府盆地を一望しながら、日本のワイン文化の原点を巡る〜
日本ワインの生まれ故郷といえば、山梨・勝沼ですが、日本にワイン文化の大衆化をもたらしたのはサントリー「赤玉ポートワイン」。 サントリーの社名はこの「赤玉」すなわち 太陽(サン)の下に自分の名前・鳥井(トリイ)を結び付けて命名したというのは有名な話。 今では山崎、白州、響、角などのウイスキーやモルツ、金麦などビールのイメージが強いサントリーですが、事業の始まりはこのワイン事業だったのです。 登美の丘から見下ろす絶景を楽しみつつ、日本のワイン文化の幕開けに触れてみてはいかがでしょうか。 目次 こんな人におすすめ 出発前にすべきこと タクシー・乗用車で向かう場合はご注意を! ワイナリーツアー 甲州ほうとう小作 都内からの日帰り予算 こんな人におすすめ ワイナリーのブドウ畑、醸造設備、セラーがどんなところか見てみたい ワイン樽がどうワインの香りに影響しているか知りたい 日本ワインの歴史に興味がある ワインエキスパートの日本編を実際に見て学びたい 甲州やマスカット・ベリーAなど日本独自品種を本場で飲んでみたい プロからワインづくりやテイスティングのレクチャーを受けてみたい 出発前にすべきこと 特急あずさ号/かいじ号を予約(東京近郊からお越しの場合) 新宿からJR甲府駅まで特急あずさ号/かいじ号と各駅停車を乗り継いで1時間半強です。 富士山が世界遺産となったことで、山梨県側の玄関口となる大月駅までの間は外国人観光客の方々で混み合うことがありますので、指定席を予約することをオススメします。 タクシー・乗用車で向かう場合はご注意を! 甲府からタクシーで約30分、甲府から竜王駅まで行き、そこからタクシーで約15分です。 竜王駅からタクシーに乗る場合は電車を降りる時間で予約しておくと、スムーズにワイナリーへ向かうことが出来ます。 ※おすすめのタクシー:甲州タクシー(株)(0553-33-3120) また、タクシーの運転手がサントリー「登美の丘ワイナリー」へ行ったことがあれば問題ないのですが、道路がとても迷いやすくなっているので注意してください。 Google mapが最初に示すルートに従うと、おそらく辿り着けず、最悪の場合、ツアーに参加できない恐れがあります!...
勝沼ワイナリー日帰りツアーで日本ワインの故郷を巡る
日本ワインの生まれ故郷、山梨。勝沼ぶどう郷駅周辺には多くのワイナリーがあり、ワイナリー巡りを楽しむことができます。 ワインをもっと知るためにワイナリーに行ってみたいという方は少なくないのではないでしょうか。 しかし、限られた時間のなかで、どういうルートで巡るべきかとても迷ってしまいます。そこで、日本ワインの歴史やワインづくりを学びつつ、ワインテイスティング、美味しいご飯を楽しめるルートをご紹介したいと思います。 目次 こんな人におすすめ 出発前にすべきこと おすすめの回り方 シャトー・メルシャン・ワイナリー 勝沼醸造 ルミエールワイナリー ぶどうの丘温泉 天空の湯 レストラン鳥居平 都内からの日帰り予算 こんな人におすすめ ワイナリーのブドウ畑、醸造設備、セラーがどんなところか見てみたい ワイン樽がどうワインの香りに影響しているか知りたい 日本ワインの歴史に興味がある ワインエキスパートの日本編を実際に見て学びたい 甲州やマスカット・ベリーAなど日本独自品種を本場で飲んでみたい プロからワインづくりやテイスティングのレクチャーを受けてみたい 出発前にすべきこと 特急あずさ号/かいじ号を予約(東京近郊からお越しの場合) また、新宿からはJR勝沼ぶどう郷駅まで特急あずさ号/かいじ号と各駅停車を乗り継いで1時間半強です。 富士山が世界遺産となったことで、山梨県側の玄関口となる大月駅までの間は外国人観光客の方々で混み合うことがありますので、指定席を予約することをオススメします。 ちなみに、ラッカメンバーは座席未指定だったので、大月までスタンディングでした笑 なお、勝沼ぶどう郷発着の列車へは、下りは大月駅、上りは甲府~塩山の各駅で特急から乗換えできます。 観光シーズンは特急が勝沼ぶどう郷駅に臨時停車するようですので、JR東日本のご案内(2019年1月の例)をご覧下さい。 シャトー・メルシャンの10:30からのワイナリーツアーに間に合うには、8:30に新宿を出る「甲府行【始発】かいじ1号」で行くと良いでしょう。 ワイナリーツアーの予約...
ワイン講座「南アフリカワイン、ついに開花宣言! 〜これを知らずして今のワインを語るなかれ〜」を...
ワイン専門誌「Winart(ワイナート)」3月号の、南アフリカワインの巻頭特集にあわせて企画された特別ワイン講座です。初の南アフリカ特集ということで南アフリカワインの注目度が高まっていることが伺えます。 講師の方にお話いただいた内容をレポートという形でお届けいたします。 講師は高橋佳子さん 高橋先生はJSA認定ソムリエ、さらに、WSET® Level4 Diploma in Wines and Spiritsをお持ちのワインコンサルタントでいらっしゃいます。 また、Premium Independent Wineries of South Africa (PIWOSA) という11社のワイン生産者グループが主催する「Women In Wine Initiative(女性向けワイナリーの研修プログラム)」に参加し、収穫期の南アフリカを訪れ、多くの経験を積まれています。 当日の流れ 南アフリカワインの概要 「The Old Vine Project」という新潮流 テイスティング 南アフリカワインの概要 南アフリカの気候...
南アフリカ発祥「ペリペリソース」を輸入したら、〇〇が届いた
ラッカアフリカの伊関です。 今回は、かつて駐在していた南アフリカからある食べ物を輸入するお話。 みなさん、南アフリカのソウルフード、ペリペリソースをご存知だろうか。 ペリペリソースはピリッと辛い唐辛子が入っていて、酸味を感じるスパイシーなバカ旨ソースのこと。 ペリペリって? アフリカンバーズアイチリ(African Bird’s Eye Chilli)、またの名を、ペリペリ(Peri peri)というアフリカ原産のペッパーだ。 ちなみに、ペリペリの語源はスワヒリ語。 アフリカで長きに渡り自生してきたが、商用には、南部のモザンビーク、東部のウガンダなどで生産が活発に行われているらしい。 View this post on Instagram Kick off the Bank Holiday weekend the right way with @nandosuk 😍 ....
素朴でモダンな西アフリカの布
3月20日、アフリカ手工芸品を扱うSOLOLAの「African Chic -暮らしを彩るアフリカの布とかご-」に行ってきました! 「African Chic -暮らしを彩るアフリカの布とかご-」って? SOLOLAが、2019年3月19日(火)〜24日(日)の6日間に渡り、台東区の谷中銀座近くにあるイベントスペース"the ETHNORTH GALLERY"で「African Chic -暮らしを彩るアフリカの布とかご-」を開催しました。 普段見ることのない、西アフリカの染織や南部アフリカのかごに出会う、とっても素敵な展示会でしたので、ご紹介させていただきます。 SOLOLAとは? SOLOLAとは、高品質のアフリカ産伝統染織、各地のかご、オリジナルの手工芸品などを扱うブランドです。 オーナーの鈴木さんは、アフリカの奥地にも赴くこともしばしば、伝統的技法を用いてものづくりをしているアフリカの生産者とつながりを持っています。 現地の美にSOLOLA独自の解釈を加えた「新しいアフリカの形」を発信されています。 この写真もとても綺麗に撮れているので、何かドキュメンタリーで撮影されたものを引用しているかと思いきや、全てご自身で撮影されているから驚きです。 マリ共和国の泥染め この布は泥染めという技法で作られ、日本では奄美大島の伝統工芸として有名ですが、アフリカでも古くから用いられているそうです。 アフリカといえば、カラフルなイメージがある中で、白と黒でモダンな印象を与えます。 白と黒が反転した同じ原産地の布もあり、模様の1つ1つに意味があるそうで、もっと知りたい!と思わせる、奥深さが滲み出してました。 トンガ族の平かご トンガ族はザンビア北東部に居住する民族。この平かごは、イララパームという椰子(やし)から編まれた民具です。緻密なようで、どこか大らかさもある作りが現地の息遣いを感じさせ、親しみを覚えます。 その繊維をとるため、女性たちは村から何時間も離れたところへ歩いて行くそうです。 オーナー鈴木さんはやはりそんな田舎にも足を運び、現地の方とデザインや生産方法などについて、話をされているそうです。 アディレ・エレコ ナイジェリアのヨルバ族伝統の藍染布、アディレ(Adire) 。 Adiはtie(絞り)、reはdye(染め)を意味し、Tie-Dyeは絞り染めの意。もともとは絞りの布でしたが、時代とともに、型染め、手描きなど技法が増え、今では藍染めの総称となっているそうです。 エレコは「ペーストを使った」を意味し、キャッサバ(熱帯低木で、ナイジェリアが世界生産量の約20%を占める)のでんぷんペーストを鳥の羽やほうきの枝につけ、柄を手描きすることを示しています。 使用するヨルバ藍は美しい藍色を持つ植物で、もともとの色はとても濃いそうです。赤道近くでカラカラの気候のナイジェリアの現地の方は頻繁に洗わないので、気にならないようですが、色落ちがするそうで、日本向けはある程度洗ったうえで販売されているそうです。日本での生活に取り込みやすいよう意識した、きめ細かな配慮がなされていました。 ...
アフリカ雑貨専門店SAWASAWAの「アフリカ布いち2019」に行ってきました!
3月10日、アフリカ雑貨専門店SAWASAWAの「アフリカ布いち2019」に行ってきました! 「アフリカ布いち2019」って? アフリカ雑貨専門のオンラインショップSAWASAWAが、2019年3月9日(土)〜10日(日)の二日間に渡り、原宿駅から徒歩5分にあるイベントスペースで「アフリカ布いち」を開催! 生地を直接目で見て、肌に触れて、たくさんのアフリカ布と出会える素敵なイベントだったので、お写真を交えながらご紹介します。 SAWASAWAとは? SAWASAWAとは、「豊かな自然が残るアフリカからハンドメイドで大切に作られたものを大切な方にお届けします」というコンセプトのもと、ヨーロッパでも人気のテキスタイルやオリジナルアイテムを販売しているアフリカ雑貨専門店です。 キテンゲ キテンゲとは、WAXPRINTという名前でも親しまれ、”ろうけつ染め”のように蝋や樹脂などを使用し染色するとても手の込んだ染色方法で作られたコットン布のことだそうです。 タンザニアやケニアなど東アフリカの名称ですが、西アフリカではパーニュと呼ばれ、いずれの地域でも幅広く生活の中で使われているそうです。 とっても発色がよくて、大胆な柄が美しく、ラッカメンバーも即一目惚れしました笑 カンガ カンガとは、ケニアを始め、東アフリカで広く使われている一枚布。 花などの模様とスワヒリ語のメッセージ『jina ジナ』には、ことわざや人生の教訓から愛のメッセージまで、それぞれの想いが込められているそうです。 主にキクユ族やカンバ族など、多くの女性たちは一枚布のカンガをマントのようにまとい洋服として使っているそうです。 キテンゲもカンガもアフリカ布のアレンジ方法はあなたの発想次第。 枠を買って、布を張れば、おしゃれな壁掛け装飾に。 また、少し裁縫してあなた好みのバッグにも。 会場にいらっしゃったお客さんは女性が多く、アフリカ布を好きなサイズで買って、アレンジして使う人も多いとか。 SOKO SOKOはケニア発のアクセサリーブランドです。 アフリカの貧困の原因の1つでもある中間搾取をなるべく省くため、SOKOでは、ケニアの職人と世界中の消費者を繋ぐプラットフォームを考案。 収益の25〜35%が職人に渡される仕組みになっているそうです。 伝統とモダンを調和した品を感じる素敵なデザインでした。 BABATUNDE BABATUNDEは南アフリカのヨハネスブルグのブランドです。 私はヨハネスブルグに住んでいましたが、全然知りませんでした.. 日本で南アプロダクトに出会えて感激しました! LEKKERでも作ってみることに アフリカ布が素敵すぎたので、色々な布を買いました。...