読みもの
川崎港トライアスロン大会で、出店(でみせ)に初挑戦!
ラッカの伊関です。 この度、主催者とご縁あって、10月6日(日)開催の「第12回川崎港トライアスロンin東扇島 兼 第6回 川崎ジュニアトライアスロン大会」に協賛として、南アフリカワインブースの出店、副賞のワイン提供をさせていただきました。 ここで少し南アフリカとトライアスロンのお話を。 南アフリカでは、スポーツが人々の間で浸透していて、トライアスロンはもちろん、ロードレース、オープンウォーター、マラソンなど様々な競技がとっても盛んです。 国際大会から市民レースまで含めると、毎週どこかで何かしらの大会が行われていると言っても過言ではありません。 トライアスロンについては、毎年南アフリカのポートエリザベスで行われるIRONMAN AFRICAN CHAMPIONSHIPが有名で、日本からもトライアスリートが遠征に向かいます。 川崎の大会に出場した選手からも「南アフリカの大会に行きましたよ」と声を掛けていただきました。 子供から大人まで楽しめる川崎港トライアスロンin東扇島 川崎港トライアスロンは、個人、ペア、リレー、高校生、中学生、小学生、障がいをお持ちの方などのカテゴリーに分かれ、選手だけで1000名にのぼります。 いろんなレベルの参加者がそれぞれの目標に向かって取り組める素敵な大会です。 普段あまり目にすることがない「タンデム」タイプの自転車も。 障がいをお持ちの方が取り組む競技をパラトライアスロンといいますが、視覚障がいの場合、このタンデムを使って、ペアとなる人が前方に乗ります。 東京オリピックでも注目して見ると一層楽しめると思います。 ラッカアフリカもリレーで参加し、私自身はスイムを任されました。 LEKKER AFRICAのロゴを身にまとって笑顔でランニング。 そして、ロードレーサーでのライド。 トライアスロンの大会ではリレーが用意されていることも少なくありません。 スイム、バイク、ランそれぞれ得意な人を集め、チームをつくるのも楽しいので、おすすめです。 副賞として南アフリカワインを 表彰式では、ラッカの簡単な自己紹介をさせていただき、頑張った選手たちに副賞として南アフリカワインを手渡しさせていただきました。 アフリカ布でつくったアロハもすっかりイベント時の正装となりました笑 トライアスロンでは、スタートのスイム、トランジションエリア(自転車やランの道具置き場)、フィニッシュの3つが近くにあると、選手にとっては移動が少なく楽です。 この日もフィニッシュの近くで出店や大会本部が設置され、表彰式も近くで執り行われました。...
カナダビールのドリンクアッパーズさんと「カナダビール&南アフリカワイン&BBQイベント」を開催...
ラッカコーディネーター 山下 美月 人気急上昇中のカナダワインとエレガンスと果実味を備えるハイコスパ南アフリカワインでBBQを楽しみましょう!ということで、カナダビールのドリンクアッパーズさんと共同で9/28(土)にBBQイベントを開催しました。 定員50名のところ約75名の方に来場いただき、当日は天気にも恵まれ、大盛況でした。 会場は五反田・不動前のビストロ「カフェテラス ミモザ」さんでした。 ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。 ドリンクアッパーズとは? 2017年に立ち上げたクラフトビールの輸入会社で、奥様と二人で事業をされています。 会社の名前の由来ともなったDrink Upとは「飲み干す」という意味があり、最後の一滴まで飲み干したくなるようなドリンクを提供したいというモットーで活動されています。 乾杯におすすめホワイトエール「Luna」 実はアメリカについで二番目にビール醸造所が多いカナダ。 ビール文化がしっかり根付いており、品質の高いビールが多くあります。 Lunaはその中でも人気の高いビールの一つで、すっきりとした柑橘系の香りが特徴の軽やかなホワイトエールです。 今回のイベントでも乾杯用に大活躍。 多種多様なお料理とワイン 南アフリカの料理は「お皿の上の文化の多様性」とも呼ばれており、南アフリカの多種多様なワインはBBQにぴったりなどっしりとしたお肉はもちろん、新鮮な魚や野菜、日本料理までも合わせることができます。 日本の様々な地方から揃えた種類豊かなメニューと、南アフリカのワインを楽しみました。 当日のメニュー 特製サラダ お野菜のプロシェット 愛媛県おかざき牧場産熟成肉 はなが牛 同牧場無添加ソーセージ 肉汁たっぷり牛ハラミ 岩手県産あべ鶏のチキンステーキ トロ鯖の干物 朝締め鶏レバーのゴマ油マリネ 〆の豚肉マリネの焼きそば ...
南アフリカの国宝「シュナン・ブラン」の特徴
ラッカコーディネーター 山下 美月 南アフリカの国宝とも呼ばれるほど確固たる品質を誇る南アフリカのシュナン・ブラン。 今やシュナン・ブランを知らずして南アフリカを語れないと言っても過言ではないでしょう。 一言にシュナン・ブランと言っても幅広い顔を持つシュナン・ブランの魅力を、ソムリエ兼ライターの、ラッカコーディネーター山下美月がお届けします。 シュナン・ブランとは? シュナン・ブランはその土地のテロワールや醸造方法などの特徴を反映しやすく、辛口〜甘口まで幅広い味わいを持ちます。 ワインの専門家であるジャンシス・ロビンソンはシュナン・ブランを「世界で最も多目的に使われるブドウである」と表現しているほど、その味わいは多種多様です。 原産地であるフランスのロワールでは、長熟向きのシュナン・ブランや貴腐ワインを生み出し、シュナン・ブランの代表産地となっている南アフリカでは酸が比較的穏やかで南国フルーツのようなフルーティーなワインが生産されています。 中でも南アフリカのシュナン・ブランは成功を収めており、特に古木のシュナン・ブランが今世界から注目を浴びています。 シュナン・ブランの歴史 シュナン・ブランの歴史は古く、9世紀にフランスのアンジュー地方で栽培されたところから始まります。この当時はシュナン・ブランではなくシュレネと呼ばれていました。元々酸がしっかりとしているブドウ品種で、しっかりと成熟させ、適切な醸造方法を行われなければ、ただ酸味の強いワインとなってしまう品種でもあります。そのため、安価で手軽なバルクワインやブレンド用として使用されていた時期もありました。 15世紀にはロワールのトゥーレ—ヌ地区で栽培され、その当時もシュレネと呼ばれていたのですが、1963年ステレンボッシュ大学のオルファ—教授によりスティーンがシュナン・ブランと同じ品種であると解明されます。 フランスから南アフリカへシュナン・ブランが来た理由については諸説ありますが、ヤン・ファン・リーベックが南アフリカにブドウを持ち込み、ブドウの栽培に成功。このときにはまだ、何のブドウ品種であったか定かではありませんが、その後リーベックの跡を継いだシモン・ファン・デル・ステルが1685年にブドウ園を建てたころにはシュナン・ブランはあったとされています。 また、ナント勅令廃止により国外に逃れたユグノーの人々がブドウを持ち込み栽培をしたという説もあり、まだ真相はわかっていません。 いずれにせよ南アフリカで栽培されたシュナン・ブランは成功し、現在18パーセントの栽培面積を誇り、南アフリカ内の生産量第一位のブドウ品種となっています。 かつては32%の栽培面積を占めていましたが、現在は赤ワインの生産量増加に伴い面積は減少。しかし当時よりは生産量が少なくなっているとは言え、その分現在残っているシュナン・ブランは古木も増えて高品質なワインが増えています。 有名なワイン誌「ワイン・アドヴォケイト」では、ワイン評論家のニール・マーティン氏が「南アフリカのシュナン・ブランは、世界を震撼させる」と評しており、今やシュナン・ブランは南アフリカなくしては語れない品種なのです。 生産地と味わい 有名な産地は原産地であるフランスのロワールと、主力産地である南アフリカです。 シュナン・ブランはテロワールをよく反映するブドウ品種で、味わいの変化に富んでおり、産地によって様々な顔を見ることができます。 フランス ロワールのAOCヴーヴレは粘土質の細かい粒子の土質のため、土の中の有機物も栄養分も多く、濃厚でしっかりとした味わいのワインが多く生産されます。また石灰質も含むため、味わいとしては酸を含んだシャープなスタイルになりやすく、長熟にも耐えうるワインも生まれています。 この産地で生産されたシュナン・ブランを使用して、瓶内二次発酵にて12カ月以上熟成されたスパークリングも生産されており、ふくよかでありながら酸のバランスも良く非常に高品質です。 AOCサヴ二エールは、とても日当たりが良く水はけも良い斜面をもつ土壌となります。 しっかりとブドウが成熟するため、酸の尖ったワインになることもなく、健康的に成熟したフルーツテイストを持つふくよかなボディのワインが生まれます。ビオディナミの生産者が多いのも、健康的なブドウを栽培できる素晴らしい土地柄ならではでしょう。ボディはふくよかであっても味わいは辛口のものが多く、優秀な辛口シュナン・ブランが評価されています。 AOCコトー・デュ・レイヨンは大西洋や近くのレイヨン川の影響を受け霧が発生しやすい土地となっており、貴腐菌が発生する土地です。 ロワールの3大貴腐ワインの生産地のひとつとして有名で、ソーテルヌの貴腐ワインにも引けを取りません。また、収穫を遅くして果実の糖度を高める「遅摘み」による甘口ワインもあり、どちらもハチミツのような密っぽいニュアンスを伴います。 南アフリカ...
ルワンダ伝統壁掛けアート「イミゴンゴ」の魅力
ラッカアフリカの伊関です。 9月5日~9月10日、代々木上原のhako galleryにてImigongo tokyo ルワンダの伝統壁掛けアート「イミゴンゴ」の展示会が開催されました。 イミゴンゴの魅力をレポートにしてお届けいたします。 主催は加藤雅子さん イミゴンゴ展主催はCultural Capital Rwanda R&D ltd.代表の加藤雅子さんです。 数年前にルワンダの首都キガリに移り住み、このアートに出会い、自ら調査を実施し、展示会のためにクラウドファンディングで資金調達し、物流の壁を乗り越え、今回の展示に至ったといいます。 イミゴンゴ(Imigongo)とは ルワンダ発祥の伝統アートの一種です。 イミゴンゴの原材料は子牛の糞。 指先で少しずつ板の上に乗せながら幾何学模様を作っていきます。 お家をより素敵に装飾するため、1800年代前半に当時の王子様カキラが始めたと言われているアートで、もともとは壁や柱に直接デザインを施していました。 このカキラ王子には面白い逸話があります。 潔癖症で知られ、家族とも器やカップを共有せず、自分の持ち物が汚れぬよう保管する専用の小屋を立てたりしていたそうです。 雨が降ってぬかるみができると乾くまでずっと岩の上で待っていたとさえ言われています。 イミゴンゴの名前の由来はいくつかあるそうです。 発祥地ニャルブイェ(Nyarubuye)エリアにあるミゴンゴ山(migongo)がその名の元になったという説もあります。 イミゴンゴの名前は現在のルワンダ語だけでなく古語表現も多く含まれ、今なお調査が進められており、その柄や歴史など関連する分野で、これから新しい解釈が出てくる可能性があると言われています。 一つ一つの柄に込められた意味 イミゴンゴの魅力はその美しく大胆な幾何学模様にとどまりません。 実は柄ごとに名前と意味があります。 例えば、展覧会のポスターにも採用されているこちらの柄は「奇跡」を意味し、Itangaza(イタンガザ)という名前です。 神の力による信じがたいポジティブな出来事を指すと言います。 これらの意味は書物にまとめられているわけではなく、人々の間で共有されている口承に近いもので、現地の研究者と加藤さんが共同調査を実施して、紐解いていったそうです。 ここからは、展示会場に飾られていた素敵なイミゴンゴをいくつかご紹介します。...
「Tokyo Africa Collection 2019」出店の最新アフリカプロダクト
ラッカアフリカの伊関です。 9月1日(日)、有楽町朝日ホールにてアフリカン・ファッションショー「Tokyo Africa Collection 2019」が開催されましたので、ラッカメンバー3名で参加しました。 ファッションショーもさることながら、会場入り口近くのオープンスペースに出店されていたプロダクトも素敵なものばかりでした。 日本とアフリカがコラボして、どんどん新しいものが生み出されていてたり、これまででは日本に届くことがなかったであろう商品が日本で販売されていることに驚きました。 そんなアフリカプロダクトの最新情報をレポートにしてお届けいたします(50音順)。 ファッションショーに関するレポートはこちら AFRIKA ROSE AFRIKA ROSEはケニアのバラを販売するブランドです。 アフリカでバラ?と思われる方も少なくないでしょう。でも、実はバラ輸出世界トップクラスのケニア。 主な輸出先はヨーロッパであり、確かに、日本にはまだまだ馴染みがないかもしれません。 一方で、ケニアのバラは、高品質で、独特な色や形を持ち、そして、日持ちが長いと三拍子揃っていて、人気上昇中。 アフリカプロダクトはオンラインでの販売が多いで印象ですが、AFRIKA ROSEは広尾と六本木ヒルズにも店舗を構えています。アフリカローズの美しさを一目見てはいかがでしょうか。 ブランド AFRIKA ROSE 公式サイト https://afrikarose.com/ インスタグラム https://www.instagram.com/afrika_rose/ Alizeti Alizeti(アリゼティ)とはスワヒリ語で「ひまわり」という意味です。 ブランドに関わるすべての人がひまわりのように輝けることを願って名付けたそうです。 プロダクトはルワンダ人のテーラーがルワンダの布を使って、ハンドメイド。 オーダーメイド、ハンドメイドの両方ありますが、日本人スタッフが生産工程に携わり、日本市場に合わせた品質管理や技術向上支援をしています。...
「Tokyo Africa Collection 2019」とアフリカファッションの魅力
ラッカアフリカの伊関です。 9月1日(日)、有楽町朝日ホールにてアフリカン・ファッションショー「Tokyo Africa Collection 2019」が開催されましたので、ラッカメンバー3名で参加しました。 会場は600名を超え満席状態。 ゆっくり楽しむという配慮から立ち見こそありませんでしたが、国内アフリカ系イベントの中で、これほどまで若者が参加し、熱気のあるイベントは滅多にないと感じるほど盛り上がっていました。 今や世界が注目するアフリカファッションの魅力をレポートにしてお届けいたします。 「Tokyo Africa Collection 2019」出店の最新アフリカプロダクトに関するレポートはこちら アフリカン・ファッションショー「Tokyo Africa Collection」とは Tokyo Africa Collection は、2016年に有志団体として設立され、2019年に株式会社東京アフリカコレクションとして登記したファッションショー運営団体です。日本では知られていないアフリカ各国の魅力を、アフリカの伝統衣装や音楽を取り上げるのではなく、アフリカ各国の魅力を反映したオリジナルの衣装を制作し、日本の10-20代のアフリカ無関心層に向けたブランディング・キャスティング・企画演出を通して伝えていくことを目的としています。 2019年以降は、アフリカ・ルワンダ共和国最大のファッションショーKigali International Fashion Weekとの連携の下、アフリカ各国のデザイナーを招聘するなど、よりアフリカ関連諸団体との連携を強めていきつつ、年1回の主催ショーを継続的に実施予定だそうです。 タイムテーブル performer Kazho Monster Sahorn Design, Winnie...