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オシャレでかわいいアフリカ雑貨の店舗と通販サイト10選
最終更新日:2020/5/3 アフリカにはアフリカンプリント、カンガやキテンゲのようなアフリカ布、細かな手しごとで編み込まれたカゴなど、オシャレでかわいい雑貨がたくさん! 最近では、アフリカと日本の伝統工芸のコラボ商品や、アフリカの若手デザイナーやクラフトマンによる洗練されたプロダクトが生まれたりと最新情報から目が離せないアフリカ。 見ているだけで楽しいアフリカ雑貨ショップをまとめてご紹介します(50音順)。 アフリカ雑貨とは? アフリカと一口に言っても、アフリカ大陸には54もの国があります。 北部の中でもモロッコやアルジェリアなどヨーロッパの影響が強く、エジプトのようにムスリム中心の地域もありますし、サハラ砂漠以南では、歴史的背景から西はフランス、東はイギリスの影響が大きいです。 また、東アフリカはインド洋に面していることから、インドの影響もみられます。 加えて、アフリカ大陸には、言語学的には2000もの言葉があるとされ、土着の信仰なども多数存在します。 つまり、アフリカ雑貨の特徴を一言で語り尽くすことはできませんが、強いて言うならば、その多様性が特徴の1つと言えます。 東アフリカのカンガ布の例でいえば、土着の人たちの布を巻く文化、インドからの布、インドネシアの柄とオランダのデザインなどが合間って、進化を遂げてきました。 このように歴史的、文化的にたくさんのものを取り入れつつ、独自に発展を遂げてきたアフリカ雑貨ですが、政治的に不安定だったという事情もあって、これまで限られた人たちにのみ知られていました。 一方、現在では、政治の安定化、インターネット、SNSなどの浸透に伴い、日本にも広く紹介されはじました。 アフリカ屋 1994年から西アフリカ各地の布を取り扱っている老舗です。 ワークショップを通じて、西アフリカのダンスや文化を積極的に日本に紹介しています。 また、荒川区にある店舗では、セネガル人テーラーによるテーラーメイドができるのが特徴の1つ。 自分の好きな柄の布を選んで、ぴったりのサイズの洋服に仕立てることができます。 店名 アフリカ屋 公式サイト https://www.africa-ya.com/ インスタグラム https://www.instagram.com/africaya94/ imigongo anywhere(イミゴンゴ・エニウェア) ルワンダ発祥の伝統アートの一種であるイミゴンゴを取り扱う専門店です。 イミゴンゴの原材料は子牛の糞。指先で少しずつ板の上に乗せながら幾何学模様を作っていきます。 イミゴンゴ展と題して、イミゴンゴを積極的に日本に紹介しています。 店名...
赤ワインのブドウ品種を動物に例えてご紹介
ラッカコーディネーター 山下 美月 ブドウは品種ごとに個性や特徴がしっかりとしており、ワインを知る上で非常に大切なポイントです。 今回は南アフリカワインのブドウ品種の個性を動物に見立ててイメージ。赤ワインの主要なブドウ品種のカラーを知り、あなたにぴったりなワインを是非見つけてみてください。 白ワイン編はこちら!白ワインのブドウ品種を動物に例えてご紹介 【カベルネ・ソーヴィニヨン】雄々しく豊かな鬣をなびかせる、若き百獣の王「ライオン」 カベルネ・ソーヴィニヨンなしにはワインは語れない、ワイン界の王とも言える品種です。 何年もの熟成に耐えうる強靭なタンニンと、その依然とした骨格に、古くから人々の心を魅了するワインを生み出してきました。 私がまだワイン業界に入りたてだった頃に、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のあるボルドーワインに出会ったのですが、まだワインを何も知らなかった当時ですら、グラスに注いだそのワインにハッとさせられたのを覚えています。 カベルネ・ソーヴィニヨンには厳格で威厳を感じさせられるような一面がある一方、南アフリカのカベルネ・ソーヴィニヨンは、果実味が多くしっかりとしたタンニンがありながらも滑らか。威厳と猛威を振るう百獣の王というよりは、雄々しく豊かな鬣をなびかせる、尊名な若き百獣の王というイメージです。 原産地 ボルドー(フランス) 主な産地 フランス、トスカーナ(イタリア)、チリ、オーストラリア、アメリカ 香り カシス、ブラックベリー、プルーン、杉 味わい しっかりとしたタンニン、濃厚、力強さ、骨格 ペアリング 牛肉の赤ワイン煮込み、ビーフシチュー、牛肉のグリル、メンチカツ 商品一覧はこちら 【ピノ・ノワール】強く美しき女王「チーター」 カベルネ・ソーヴィニヨンを王と例えるならば、対するピノ・ノワールは強く美しき女王チーターでしょう。 南アフリカの中でも、ブルゴーニュのようなエレガントで綺麗なピノ ・ノワールが造られ、高評価を得ています。特に最南端にあるワイン産地、ウォーカーベイは、「ヴァン・ド・テロワール」と呼ばれるほど現在注目されている場所で、冷涼な気候に適した高品質なピノ ・ノワールやシャルドネが栽培されています。 ウォーカーベイには老舗の名門ワイナリー「ハミルトン・ラッセル・ヴィンヤーズ」や、またこのワイナリーの醸造責任者を務めたのち独立したワイナリー「アタラクシア」など、名を馳せた有名な生産者が集結しています。 全体としては綺麗なだけでなく果実味もあり、エレガントなのにどこか力強ささえ感じるようなピノ ・ノワールが多くあります。...
白ワインのブドウ品種を動物に例えてご紹介
ラッカコーディネーター 山下 美月 ブドウは品種ごとに個性や特徴がしっかりとしており、ワインを知る上で非常に大切なポイントです。 今回は南アフリカワインのブドウ品種の個性を動物に見立ててイメージ。白ワインの主要なブドウ品種のカラーを知り、あなたにぴったりなワインを是非見つけてみてください。 赤ワイン編はこちら! 赤ワインのブドウ品種を動物に例えてご紹介 【シャルドネ】美しく力強い空の支配者「鷲」 白ワインの代表とも言えるシャルドネは、テロワールや生産者の造り方次第で大きく変化がある品種で、その秘める可能性は無限大。適応性にも優れていることから様々な国で栽培されています。 南アフリカでは、ブルゴーニュを彷彿させるようなエレガント系ワインが特に高い評価を得ていますが、それだけでなく、しっかりとした樽熟成にも耐えうる力強いワインや瓶内二次発酵のスパークリングなどもあり、南アフリカならではの多様性を感じさせられます。 ブルゴーニュのシャルドネは、美しくエレガントで、吸い込まれるような透明感のある白鳥をイメージしますが、南アフリカのシャルドネは、美しくエレガントな部分もありつつ、力強く自由に羽ばたく鷲のよう。 特に南アフリカのシャルドネは高値を叩かなくとも非常に高品質と有名で、コストパフォーマンスの高いところも魅力の一つです。 原産地 ブルゴーニュ(フランス) 主な産地 フランス、チリ、オーストラリア、アメリカなど世界各国 香り グレープフルーツ、白い花、樽使用のワインはナッツやバニラなど 味わい テロワールによって幅広く味わいが異なる。スッキリ~リッチまで ペアリング クラムチャウダー、チキンのクリーム煮、グラタン 商品一覧はこちら 【ソーヴィニヨン・ブラン】爽やかでフレッシュな草食系ワイン「シマウマ」 南アフリカのソーヴィニョン・ブランは、他の国のワインよりしっかりボディとも言われていますが、総じて爽やかでフレッシュ。少し草っぽいような青みと、爽快な香りが楽しめる品種です。 私が一番はじめにブラインドで当てられるようになったワインがソーヴィニョン・ブランなのですが、それくらい他の品種にはない個性と特徴を持っています。 今はオークを使用した香りが抑えられたワインや、トロピカルフルーツのような完熟果実のジューシーな香りがするワインも造られるようになってきており、以前より青みのしっかりとしたワインは少なくなってきていますが、そうは言ってもやはりソーヴィニョン・ブランの特徴は、そのフレッシュさと爽やかな青み。爽やかな風が吹く草原で、むしゃむしゃと草を食べているシマウマのようです。 話は少しそれますが、シマウマはその名のとおり馬に似ており、家畜化しようとしたこともあったそうですが、意外と頑固で人間との共存は難しいとされる動物。あれやこれやと醸造方法やテロワールを変えても個性がしっかりと出るソーヴィニョン・ブランにも、同じような一面を感じます。 原産地 ボルドー(フランス)、ロワール(フランス) 主な産地...
グロービス公認クラブ「アフリカ部」で、ラッカアフリカ誕生について話しました!
ラッカアフリカの伊関です。 今回、麹町にあるグロービス経営大学院 東京校にて勉強会を開催いたしました。 アフリカに行ったことがある方、興味がある方、アフリカ関係の仕事をなさっている方などにご参加いただきました。 簡単な講義のあと、日本で行うアフリカビジネスや副業で事業を運営することなどについて、たくさんのディスカッションをおこないましたので、レポートとしてお届けします。 グロービス公認クラブ「アフリカ部」とは グロービス経営大学院のクラブ活動は、社会の「創造と変革」に貢献することをテーマに掲げ、グロービスの学生が自主的に取り組む活動です。 共通の目的や問題意識を持った同志が集い、それぞれのクラブが多彩なテーマで独自の活動を展開されています。 学年の枠を超えて、在校生と卒業生が知識や経験を共有し合うクラブ活動は、志を実現につなげるための場として、大きな意味を持つものとなっているといいます。 その中で、アフリカ部とは、アフリカを起点に社会的課題の考察や、途上国のビジネス開発などの勉強会を継続的に実施し、グローバルな視点や、より深い示唆を得る機会を創出するクラブです。 在校生・卒業生約250名(2019年1月時点)が在籍し、アフリカに関わる起業家やNPO法人関係者を招いた勉強会、アフリカビジネスのケーススタディ(事例研究)、意見交換会などの活動を行っているそうです。 "LEKKER"への道のり アフリカとの出会い 今回の勉強会は、自分たちがやってきたことを振り返る良い機会となりました。 思えば、2015年に前職トヨタのアフリカ部への異動を機に、アフリカは何て面白い大陸なんだということに気づたことがきっかけでした。 2015〜16年の2年間で、出張や旅行を含めてアフリカ大陸13カ国を訪問しました。 この頃から何か自分でもアフリカに関することをやりたいなとぼんやりと考え始めました。 アフリカの政治・経済 当時、サブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカ)の長期戦略をつくるという業務の中で、国連やIMF、世銀、各種調査機関のレポートなど未来予測に触れる機会がありました。 紛争や政治的混乱も徐々に収束してきた2000年以降、豊富な資源を有する国を中心に、資源価格高騰とともにサブサハラアフリカは急速に成長してきました。 その後、資源価格の下落に加え、経済的なつながりの強い中国の景気減速にともない、2015年以降、サブサハラアフリカの経済も低成長を迎えていきます。 アフリカ流のイノベーション そうした中で、農業、資源に依存しない成長、つまり、経済の多様化を求めて、各国が成長戦略を掲げています。 たとえば、DMM Africaが進出して、さらに注目を集める東アフリカの内陸国・ルワンダなどはIT立国を標榜し、「アフリカの中のシンガポール」になることを目指しています。 2016年、わたしはケニア・ナイロビのイノベーションハブを訪れ、最新のスタートアップの取り組みを見てきました。 これまでの多国籍企業の戦略は、勃興する中所得者に対して、高品質な製品を販売することが中心でしたが、現地の多くのスタートアップはBOP(Base of the pyramid、低所得者層)向けの商品・サービス開発にフォーカスしていました。...
「“カンガ”!から見るアフリカの今」でカンガ布について勉強してきました
8月に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)にともない、ケニアやタンザニアで愛用されている一枚布「カンガ」に関するセミナーがJICA地球ひろばでおこなわれました。 講師の方にお話いただいた内容をレポートという形でお届けいたします。 講師は織本 知英子さん(ポレポレオフィス代表) 織本先生は1991年にサファリなどを見にケニア旅行に行きました。その際、「Kangas: 101 Uses」という一冊の本に出会いました。 それは、アメリカ人ジャネット・ハンビー博士によるカンガの使い方に関する本でした。 カンガとは、ケニア、タンザニアを中心とする東アフリカで生活の中でよく使用される伝統的な一枚布です。 カンガに魅了され、著者に連絡し、版権を譲り受け、日本語翻訳版『カンガ・マジック101―一枚の布で楽しむ東アフリカ・シンプルライフ』を自費出版されました。 さらに、ポレポレオフィスを設立し、カンガの輸入販売に加え、学術的な調査や全国各地でカンガ布に関する展示会を開催し、カンガ文化を日本中に紹介する活動をなさっています。 カンガ布の歴史 もともと布を巻くという土着の文化が連綿と続いてきました。 インドや中国から入って来た布をほどいて自分たちの好みに合わせて使うということは行なってきました。 そうした中、カンガの登場は1870〜1880年代にさかのぼります。 スカーフを縫い合わせた「レソ」から発展しました。 それから、階級社会が崩壊したのち、20世紀初頭からは奴隷下級民が自由・都市民の象徴としてカンガを着装しました。 カンガは財としての価値をなし、お金がない時には売ることもできました。 ワックスプリントはサブサハラアフリカで広く使用され、もともと洋服に使用するため、固めの生地であることが多いですが、カンガはケニア、タンザニアをはじめとする東アフリカにのみ見られ、巻いて使われることから始まった布です。 カンガ布の生産 植民地時代には、イギリス、オランダ、スイス、インドなどで製作されました。 現地の好みに合わせて、大きくて目立つ柄、常に新作のデザインを取り入れて進化を遂げていきました。 現在では、タンザニアやケニア、インドでの生産がメインとされています。 染料は化学染料で、素材は綿が用いられています。 デザイナーは手書きで柄を作っていましたが、今ではパソコンを用いてつくります。 昔はオレンジ・赤、補色、原色同士で組み合わせることが多かったですが、現在では、相性の良い組み合わせで配色することがあります。 また、派手派手しいものから静かな落ち着いた柄も増えてきています。 柄についても、小さいモチーフ、細かな模様が増えてきていて、これは洋服にする時に、大きな柄の場合、切り取りにくいためと考えられています。 カンガ布の特徴 カンガのデザインの特徴は次の5つあります。...
女性ソムリエが教えるオススメの南アフリカワイン
ラッカコーディネーター 山下 美月 南アフリカワインとは? みなさんは南アフリカワインをご存知ですか? フランスやイタリア、スペインなどのワインと比べると、レストランやお店で見かけることは少ないかもしれませんが、実は350年以上前から歴史があるワインです。 南アフリカワインの特徴として、美味しいワインを安く買えるコストパフォーマンス性や、南アフリカの気候がおりなす農薬使用の少ない点などが挙げられますが、何といっても一番の特徴は味わいの多様性だと感じています。 白ワインなら爽やかでフレッシュなものから樽熟されたしっかりとしたものまで。赤ワインなら軽やかでフルーティなものからタンニンのどっしりとしたものまで。その味わいの幅の広さには驚かされるばかりです。 このようなワインが作られている背景には、南アフリカがヨーロッパやアジア、アフリカなど各国の文化が加わって形成されてきた、多民族国家であることが大きく影響しています。 今回はそんな南アフリカワインの中から是非飲んでいただきたいオススメの数本をご紹介します。 これからの季節、BBQに持っていきたいキャップ・クラシック BBQはお肉があるので赤ワインが定番かと思いますが、何といってもBBQは熱い。そしてお肉もずっしりと重い。そんな中赤ワインはなかなか進みません。 そこでぜひ選んでいただきたいワインが南アフリカのキャップ・クラシックというスパークリングです。 グラハム・ベック・ブリュット(スパークリング) 爽やかな酸味があり品格が感じられるしっかりとした骨格。オバマ氏が就任祝いに飲んだとも言われ、パーティーや記念日の乾杯におすすめです! スティーンバーグ/ソーヴィニヨン・ブラン(スパークリング) 泡は控えめでやさしく、口に含むとハーブのような爽やかな香りがはじけます。ライムやグレープフルーツのようなフレッシュな柑橘系の果実味が感じられ、豊かな酸があります。スッキリとした飲み心地で、どんなお料理とも合わせやすいスパークリングです。 キャップ・クラシックは、フランスのシャンパーニュやイタリアのフランチャコルタ、スペインのカヴァのようにワイン法で制定された瓶内二次発酵のスパークリングワインのことをいい、泡のきめ細やかさが特徴です。 伝統的に使用される南アフリカの地ブドウ、シュナンブランを使用したキャップ・クラシックは、ボリュームがあり果実味も豊か。一般的な爽やかなスパークリングも、口の中をさっぱりとさせてくれるという点で手が伸びやすいですが、それではビールとかわりません。 せっかくのマリアージュを楽しむならば、ジューシーなBBQのお肉にもタレにもマッチする果実味のしっかりとしたシュナンブランのスパークリングが合います。 また、最近南アフリカで増えているシャルドネとピノノワールのキャップ・クラシックもぜひ試して欲しい1本です。BBQ前の乾杯などに飲むときはエレガント系のシャルドネ比率の高いもの、食中のときにはボディ感のあるピノノワールがオススメです。 仲良くなりたい人にプレゼントしたい、ケープブレンド ケープブレンドとは、ピノタージュを30~70%ブレンドしているワインのことをいいます。 ピノタージュはピノノワールとサンソーを交配させた南アフリカの地ブドウですが、これが国際品種であるカベルネソーヴィニヨンやメルローと相性が良く、最近ではこのブレンドが多く見られています。 カノンコップ/カデット/ケープブレンド/赤 カシスやチョコレートのような果実味とコクがあり、タンニンは滑らかでバランスの良い仕上がり。初めて南アワインを飲む方は、その品質の高さに驚くこと間違いなしです。 スパイシーさもありながらまろやかな味わいで、華やかなのに飲み飽きせず、赤系果実も黒系果実も混在しているような見事な調和を楽しめるワインです。...